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改めておかけ直しください<Kチャン 

ひどい厚労省の電話対応

 

 ある問題について問い合わせるため、厚生労働省に電話した。その対応にビックリするとともに腹立たしく思った。いま国民にもっとも注視されている行政庁としてあるまじき行為だと思った。

 ことの経緯は次の通りだ。まず電話口に出たのはオペレーターではなく、自動音声であった。厚労省にはほとんど用がないから、いつから自動音声に変わったのか分からないが、まあありうることだ。

 問題はここからだった。交換台におつなぎする場合は○を≠ニ番号を指示されたので、その番号を押した。これも自動音声ではよくあることだ。

 ところが、その番号を押したら、呼び出し音がしばらく続いたあと「現在、大変混み合っております。改めておかけ直しください」ガチャン。呼び出し音は1分もあっただろうか。

 電話が込み合っている場合、民間は大変ご迷惑をおかけしております。改めておかけくださるか、このまましばらくお待ちください≠ニ応えるのが一般的だ。つまり、切るか待つかをかけたほうに委ねる。これが顧客主義というものだ。

 しかし、厚労省はちがった。電話に出るか出ないかの選択権は、あたかも厚労省側にあるかのような対応だった。

 おそらく、厚労省の電話がかかりにくくなっているのは、年金問題などの問い合わせが殺到しているからだろう。それならなおさら、きちんとした対応をすべきはずなのにガチャンだ。一事が万事。こんな電話対応をして何も感じない厚労省の組織が分かったような気がした。国民の批判を浴びるのも当然だ。

 このような失礼な電話対応をしていることを舛添大臣はご存知だろうか。

(牧田 司 記者 9月19日)