「三井アウトレットパーク 仙台港」 12日オープン

１２日にオープンする「三井アウトレットパーク 仙台港」

　

　三井不動産は９月９日、今月12日にオープンする宮城県仙台市の「三井アウトレットパーク 仙台港」のプレス説明会＆内覧会を行った。

　施設は、ＪＲ仙石線中野栄駅から徒歩８分、仙台東部道路「仙台港北ＩＣ」から約500�b、仙台市宮城野区中野の土地区画整理事業地内に位置する敷地面積約87,000平方�b、鉄骨造地上３階建て延床面積約34,000平方�b、店舗面積約20,000平方�b、店舗数120店（うちアウトレット97店）、駐車台数約2,000台の規模。借地権方式によるもので､底地人は宮城県。

　同社のアウトレットパークとしては８施設目で､東北地方最大級となる。店舗は、各カテゴリーからバラエティに富んだ有力ブランドが出店。国内外の高感度ファッション、ファッション雑貨、キッズ、ファミリー、アウトドア、スポーツ、サーフショップなど。アウトレット日本初出店11店舗を含む、東北地方初出店が82店舗。

　飲食は、「東北の味めぐり」をテーマに９店舗、座席数約550席の大型フードコートのほか、ビュッフェ、イタリアン、寿司など３つのレストランと、軽食も可能な２つのカフェが出店。東北の温泉グッズやお土産、駅弁などが買える「MARKET STREET」（マーケットストリート）を設置する。

　このほか、敷地内に高さ約50�b観覧車を設置。フードコートの広いテラス席では観覧車を眺めながら食事が楽しめるなど、ショッピングだけではないエンターテインメントや、居心地の良い憩いの空間を提供する。

　年間売上げ130〜150億円、年間来館者350万人を見込む。

　説明会で挨拶した同社常務執行役員商業施設本部長・飯沼喜章氏は、「昨年３月に宮城県と仙台市が行った『みなと仙台ゆめタウン』の事業コンペに選定されたプロジェクトで、先に着工した『ララガーデン長町』とともに地域の活性化に貢献したい」と語った。

　また、同社東北支店長・植草慶一氏は、「当社はこれまで仙台では分譲マンションを中心に展開してきたが､今後はこのような商業施設や東北初出店のホテル（三井ガーデンホテル）とオフィスとの複合開発プロジェクトも手がけていく。現在、県が推進している��富県戦略�≠熕ｬ功を収めていると聞いており､激化する都市間競争に負けないよう、あらゆる分野でチャレンジしていきたい」と語った。

プレス説明会

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　いつものことながら、ファッション・ブランドについては全くの音痴の記者にとって、名前だけは聞いたことがあるショップも多かったが��日本初�≠熈�東北初�≠焜`ンプンカンプンだった。

　しかし、一つだけ目にとまった店舗があった。イギリスのブランドで日本初出店という「AUSTIN REED」だった。これまで同社のアウトレットパークは、女性をターゲットにしたものがほとんどで、男性向けはあっても若年層向けのものばかりだった。

　ところが、「AUSTIN REED」は、若い人だけでなく、熟年層のニーズにも十分応えられるお洒落で気品があるスーツ、ジャケット、ネクタイなどが販売される。値段を見てまたビックリした。定価が８万円、９万円する商品が２万円台〜３万円台になっていた。高い電車賃やガソリン代を払っても遠路から駆けつける女性の心理がよく分かった。

　それにしても、毎度のことながら、コンペからわずか１年半でこれだけの施設を整備する同社の事業スピードには感服する。

館内

記者がお勧めの 「AUSTIN REED」