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康和地所 外断熱×オール電化のコンパクト

「リリーベル武蔵小山」


「リリーベル武蔵小山」完成予想図

 

 康和地所が、外断熱工法×オール電化のコンパクトマンション「リリーベル武蔵小山」を近く分譲する。

 東急目黒線武蔵小山駅から徒歩8分、品川区荏原3丁目に位置する10階建て全33戸の規模で、専有面積は約37〜44平方b。価格は未定だが、坪単価は300万円前後になる模様だ。完成予定は平成21年8月中旬。施工は小川建設。 

 「超長期住宅先導的モデル事業」に採択された、樹脂サッシとエコガラスを取り入れた外断熱工法を採用しているのも特徴の一つで、「ムサコ綺麗生活」をキーワードに「外断熱工法」「エコロジー」「ロングライフ」「セキュリティ」を提案するという。

 同社の外断熱工法マンションは、一部を除きほとんどが準都心から郊外部だった。今回のようにターゲットを単身女性やDINKSに絞った都心部での供給の供給は初めて。

 物件が位置する「武蔵小山」は、3年前、東京建物が同じような単身者・DINKS向けの「Brillia武蔵小山」を分譲して圧倒的な人気を呼んだエリアだ。アーケード街「武蔵小山パルム」を通ってすぐという立地も同じだ。

 価格も割安感がある。東京建物の物件は坪340万円だったから、単純計算で1戸当たり400〜500万円は安い。市況は当時と比べると比較にならないほど落ち込んでいるが、単身者・DINKS層はまだまだ元気だ。圧倒的な人気を呼んでも不思議でない。

 このようにターゲットを絞り込み、明確なコンセプトの商品企画を打ち出すことがいまのデベロッパーに求められている。

(牧田 司 記者 9月4日)