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値下がり率ワースト10に不動産株が7銘柄

 相次ぐ不動産会社の破綻を受けて、この日(8月27日)の株式市場は不動産株が売り一色となった。

 全市場の値下がり率ランキング ワースト50のうち不動産株が26銘柄を占めた。値下がり率28.57%でワースト1のHuman21からヒューネット、アーバンコーポレイション、フージャースコーポレーションまでワースト4まで不動産株が占めた。ワースト10にもタカラレーベン、ディックスクロキ、ノエルが入り、ワースト10のうち7銘柄が不動産株となった。

 値下がり幅も大きく、これらの銘柄のほとんどは1年前と比べ10分の1ぐらいに値下がりしている。

 株の世界では半値8掛け2割引き=i100円が32円ぐらいまで下がり、その後反発するという意味)の格言があるが、軒並みそれ以上の大幅下落となっている。バブル崩壊後も不動産株や地価、マンション単価は10分の1まで下落したところも多かったが、当時は数年かかって下落した。1年間でこれだけ値下がりするのは、異常事態だ。

(牧田 司 記者 8月27日)