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ジャーブネット優秀賞各部門を三重県勢がほぼ独占


サティスホーム・小林克之社長(左)と森大建地産・森秀樹氏

 

契約棟数はサティスホーム 少数精鋭の事業効率は森大建地産

 ジャーブネット優秀賞各部門を三重県勢がほぼ独占――7月23日開かれた「第9回ジャーブネット全国大会」(宮沢俊哉主宰)で2007年度表彰式があり、8部門のうち4部門で三重県のホームビルダーがトップを占めた。

 優秀賞は、「契約棟数 個人の部 男性部門」「同 女性部門」「現場監督」「営業効率」「事業効率」「新世代ハウス契約」などがあり、三重県勢はサティスホーム(四日市市、小林克之代表)が「事業効率優秀賞」1位を獲得。「森大建地産」(伊賀市、森貴義代表)が「事業効率優秀賞 少数精鋭部門」で1位となった。サティスホームは個人部門でも、飯田祐介氏が「現場監督優秀賞」1位を、久保敦氏が「契約棟数個人の部男性部門」1位になった。

サティスホーム 3人で120棟 大手に負けないサービス

 事業効率優秀賞1位を獲得したサティスホーム小林克之社長(43)は、「当社は設立して9期目。昨年度は3人で120棟。今年度は135棟が目標。三重の経済がいいとか市場がよかったというのは売上増とそれほど関係ない。大手ハウスメーカーに負けないサービス体制が当社の強み。1棟1棟じっくり造り、引渡し後もドアが壊れた、クロスがはがれた、建て付けが悪いなどに対して全て無料で対応している」などと語った。

2連覇の久保氏は年間60棟契約 「ハートで接客」が武器

 
   サティスホーム久保敦氏 

 契約棟数で年間60棟を契約し、2年連続トップになったサティスホームの久保敦副社長中勢営業所所長(51)は、「この業界に入って4期目。初年度が30棟でしたから4年で倍増です。担当エリアは津市を中心に北は桑名から南は熊野までほぼ三重県全域。月に5棟こなすわけですから、タイムスケジュールをしっかり決めること。なぜそんなにできるか? 強いてあげればハートでしょうか」と語った。前職は建築関係の自営業。

森大建地産  2人で28棟 手づくりの技と効率のよい技術ミックス 

 事業効率優秀賞でトップとなった森大建地産の森秀樹氏は、「うちは2人で28棟の契約棟数。会社組織にはしていません。あとはパートの人で、ほとんどが外注。その代わり、社内大工さんを10人ぐらい抱えていますから、マンツーマンできめ細かなサービスが提供できるし、その一方でジャーブネットからは効率のよいシステムを導入している」と、その秘訣を語った。

 森氏はまた、「三重県は生協とか三交ホーム、大手ハウスメーカーが強く、注文のほか、中堅サラリーマン向けには分譲住宅もたくさん手がけている。しかし、そうした大手に負けない戦略がうちにはある」と胸を張った。


宮沢主宰(前列左から4人目)の隣で記念撮影に収まるサティスホーム久保敦氏

(牧田 司 記者 7月24日)