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「1千会員 2万棟の旗降ろす」 ジャーブネット宮沢主宰


全国大会で基調報告をする宮沢主宰

 

厳しい市況受け苦渋の決断 量から質へ≠フ方針転換

 1千会員2万棟の旗を降ろす――全国580社のホームビルダーで組織するジャーブネット(主宰:宮沢俊哉アキュラホーム社長)の第9回全国大会が都内のホテルであり、宮沢主宰は厳しい市況を受けて、「2年前に掲げた旗を降ろすのは心苦しいが、時代は量から質へ≠求めており、われわれも信用力、信頼力を高める仕組みを構築していく」と語った。

 厳しい不動産市場と地方経済の疲弊の中、宮沢主宰は、この1年間で会員の中から14社が倒産したことを明らかにし、中でも会員トップクラスの岡崎住宅(愛知県)が倒産状態に陥っていることから、支援策として従業員の受け皿会社として「オカザキホーム」を設立したことを発表した。

 2007年度の実績は、会員数が前年度比1.9%減の580社、販売棟数は同9.2%減の8.952棟となっている。アキュラホーム自体は同15.5%増の1.127棟の受注実績を残している。

 今後は、デザインを重視し、匠の伝統と新技術を融合させた「新日本様式」(ジャパネスクモダン)を追求するとともに、会員同士の連携強化、自立循環型のネットワークを構築するとしている。


第9回ジャーブネット全国大会会場(ホテルニューオータニ)

(牧田 司 記者 7月24日)