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 アンビシャス 今年度の新規物件「下総中山」「新松戸」好調スタート


「アンビシャス下総中山」モデルルーム

 

 アンビシャスが分譲開始した「アンビシャス下総中山」と「アンビシャスパーク新松戸」を見学した。

 同社・安倍徹夫社長と懇談していて、安倍社長から、「マンション市場は厳しいが、約500戸供給した一昨年供給物件は残り4戸、昨年の物件は残り70戸までこぎつけた。今年新規に供給した『下総中山』『新松戸』は、極めて順調に売れている。ホームページも一新し、デザイン、突き板のフローリング、門扉などなども着工してからいいものに変更した」という言葉を聞いたのが、見学のきっかけだった。

 「アンビシャス下総中山」は、 JR 総武線下総中山駅から徒歩7分、船橋市本中山4丁目に位置する6階建て全53戸の規模。1期19戸の専有面積は約58〜78平方b、価格は3,290万〜5,290万円(最多価格帯3,900万円台、4,100万円台)、坪単価は200万円。竣工予定は平成20年9月28日。設計・監理はベルアーキテクト。施工はファーストカルデア。

 設備仕様は、他社物件とそれほど変らないが、間取りプランは確かによく工夫されていた。リビング側のサッシは「ビューウィンドウ」型を採用、洋室の引き戸採用、天井高2600ミリプラン、アウトフレーム工法、ワイドスパン、クランク型エントランスなどだ。

 販売開始は6月末からで、既に13戸を契約済みだ。売れているのは5階、6階部分の価格が高い住戸だ。「週末には30件ぐらいの来場者がある。お客様には、他社物件よりいいと評価されている」と現地販売担当者は語っている。

 「アンビシャスパーク新松戸」は、 JR 常磐線・武蔵野線新松戸駅から徒歩13分、松戸市新松戸北2丁目に位置する6階建て全31戸の規模。専有面積は約54〜74平方b、価格は2,610万〜3,630万円(最多価格帯2,900万円台・3,300万円台・3,400万円台・3,500万円台)、坪単価は160万〜165万円。竣工予定は平成20年 9月25日。設計・監理は尾崎建築設計、施工は山田建設。

 この物件の最大の特徴は、ここ数年、ほとんど新規供給がないエリアでの分譲ということだ。住居表示の「新松戸」エリアでは4年ぶりとのことだった。

 このため、近隣居住者の賃貸からの移住派や買い換え層に人気で、すでに10戸が契約済みだ。モデルルームタイプ(約75平方b)は、動線がよく考えられた間取りで、50平方b台のコンパクトプランもいい。早期完売が期待できそうだ。

 市況は最悪かもしれないが、そう感じているのは同業だけで、一般ユーザーは事態をそれ程深刻に考えていない。いいものを造れば売れる≠ニいうことだ。


「アンビシャスパーク新松戸」完成予想図

(牧田 司 記者 7月18日)