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 大手5社の「不動産オークション AUC ' S (オークス)」に期待


「AUC ' S (オークス)」のロゴマーク

 

 東急リバブル・東京建物不動産販売・野村不動産アーバンネット・三井不動産販売・三菱地所リアルエステートサービスの大手流通会社5社による不動産オークション市場「不動産オークション AUC ' S (オークス)」が7月17日から開始されることになった。

 オークション開催期間中は、AUC ' S共同サイトとAUC ' S 各社サイトの2つの専用 Web サイトに物件が掲載される。営業担当者が購入・売却の全ての場面でアドバイス・サポートする。出品・入札に際して費用はかからず、売買契約成立の際には通常の仲介手数料などの費用が必要となる。

 U出品物件は1都4県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城)に所在する住居系不動産で、Uオークション方法は次の二通り。

 @競り上がり方式…入札期間終了時に、最低落札価格以上で最高価格を入札していた人が落札者となり、売主との契約交渉を進めることができる。期間中は何回でも入札できる方式。入札期間中は入札履歴が公開される

 Aフリービッド方式・・・入札期間終了後に開札し、最低落札価格以上で最高価格を提示していた入札者が落札者となり、売主との契約交渉を進めることができる。期間中に 1 回のみ入札が可能。入札履歴は非公開

 第1回目は7月17日に物件が公開され、22日に入札開始、28日が入札終了。

 今年度については、マーケットニーズやシステムユーザビリティーなどを確認しつつ3回程度開催するとしており、次年度以降に出品エリア、開催方法、会員規模などを拡大していくとしている。

 不動産オークション市場は、すでにアイディーユーなどが先行して開設しているが、大手5社が参入することで一層の市場活性化が期待される。オークションは投資用の物件には最適な市場だ。5社は「AUC ' S 出品物件は事前に審査並びに詳細にわたる物件調査をしており、情報精度の高い流通物件を短期間に数多く検討いただける」としている。

(牧田 司 記者 7月4日)