RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >

三井不RD「パークリュクス本郷」納得の価格・商品企画


「パークリュクス本郷」完成予想図

 

坪単価は350万円 機能・デザインに力注ぐ

 三井不動産レジデンシャルが7月上旬から販売開始するコンパクトマンションパークリュクス<Vリーズの第一弾「パークリュクス本郷」を見学した。

 物件は、東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅から徒歩2分、文京区本郷2丁目に位置する12階建て全52戸(一般分譲は35戸)の規模で、専有面積は約40〜51平方b、予定価格は4000万円台(40平方b)から 5000万円台(50平方b)、坪単価は350万円。設計・施工は清水建設。完成予定は7月下旬。

 主な特徴は、@駅から徒歩2分の駅近Aプライバシーも配慮した内廊下形式を採用Bエレベーターを含む住戸玄関までの4重のセキュリティC機能的でデザインも重視D引き戸の多用E女性スタッフ中心の営業体制(6人中4人)F商談は予約制かつ個室商談スペース――などだ。

    
リビングダイニング(左)玄関ホール=モデルルーム

 記者がもっとも注目したのは、値づけと商品企画。単価は、立地条件からして坪400万円を超えても不思議でないエリアだが、同社の最近の値づけからして400万円はしないだろうと予測した。350〜360万円がボトムで、高値挑戦しても380万円ぐらいだと思ったが、その通りだった。まず価格的なインパクトはある。

 商品企画は、想定内の驚きだった。決して奇を衒うような商品企画にはならないと思っていたように、デザインは白と黒を基調にしたシンプルなものだった。

 なるほど≠ニ思ったのは、キッチンが充実していたことだ。単身者でも調理が楽しくなるスペースを確保している。これまでのコンパクトマンションアーバンレジデンス≠ナは、例えば四谷三丁目の物件ではキッチンスペースは、今回のよりも半分ぐらいのタイプもあった。

 洗面所、浴室はやや狭いが、その代わりリビングや洋室が広めにとってあった。これもなるほど≠ニ思った。玄関・ホールも床は大理石張りで、正面のニッチが印象的にデザインされていた。引き戸は白のピアノ塗装。

 商談スペースは、同社の高額マンションの販売事務所グランディオーソクラブに近い雰囲気のある個室スペースだった。ただ、完全な個室にしないで、半オープンにしているのも、いかにも単身女性をターゲットにした気配りだ。

 これら立地・価格・商品企画・ブランドからして早期完売は間違いないと記者は見た。

 5月末のモデルルームオープンから現在まで来場者は約100件で、年代は30歳代から50歳代まで幅広く、1人家族が7割、単身女性が4割弱、単身男性が1割弱というのは立地条件によるものと思われ、居住地が文京・新宿・豊島区で3割弱、その他都内が4割、神奈川・千葉・埼玉・その他が3割強というのはコンパクトマンションの特性による。


販売事務所サロン(お茶はおいしいエスプレッソが出された)

(牧田 司 記者 6月20日)