RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >

 日住協・神山理事長が当意即妙のあいさつ 

首都圏不動産公正取引協議会が総会・懇親会


公取協の懇親会で挨拶する田中順一郎会長

 

「土砂降り市場。広告を出しても出さなくてもお客さんはこない。それなら違反広告をやめよう」


神山日住協理事長

 首都圏不動産公正取引協議会は6月17日、平成20年度通常総会・懇親会を開いたが、神山和郎・日本住宅建設産業協会理事長が懇親会の場で当意即妙のスピーチを行い、会場を沸かせた。

 会場を沸かせたのは、同協議会・田中順一郎会長、公正取引委員会・竹島一彦委員長、国交省・榊正剛総合政策局長、全宅連・藤田和夫会長らの挨拶が長く続いた後だった。

 乾杯の音頭を取るため壇上に上がった神山氏は、その場の雰囲気を察知したのか、「1分で終わります」と前置きして「いま不動産市況は土砂降り状態。広告をだしても出さなくてもお客さんは現地に全然こない。それなら、違反広告は止めましょう。それよりみんなでどうしたら需要創出できるか考えるべき」と挨拶。会場から拍手喝采を浴びた。

 懇親会では、田中会長が「インターネットの広告にはオトリ広告まがいの目に余る違反広告が多く見られる。今後、厳正に対応する」などと述べた。

 また、竹島委員長は、「協議会の規約は、秋の臨時国会で成立すると思われる消費者庁の仕事に移管されることになっているが、実体はそれほど変わらない。協議会の自主規制規約は、いいパフォーマンスを維持している。消費者のためにも社会のためにも力を発揮している」と、協議会活動をたたえた。

     
田中公取協会長(左)と竹島公取委委員長

(牧田 司 記者 6月19日)