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「上大岡を一新させる」

リスト&三井不動産レジデンシャルの駅前タワーマンション


「上大岡タワー ザ レジデンス」完成予想図

 

坪単価は250万円台と割安 1200組の来場者

 リスト(事業比率70%)と三井不動産レジデンシャル(同30%)が共同で近く分譲開始する「上大岡タワー ザ レジデンス」を見学した。

 物件は京浜急行線上大岡駅から徒歩3分、または横浜市営地下鉄上大岡駅から徒歩2分、横浜市港南区上大岡1丁目で施行中の「上大岡C南地区第一種市街地再開発事業」の一角で建設中の地下2階地上34階建て全346戸(事業協力者住戸41戸含む)の規模。専有面積は約41〜131平方b、価格は未定だが、坪単価は250万円台になる模様。設計・監理は松田平田設計、施工は大成建設。 竣工予定は平成22年4月下旬。

 リストにとって初の超高層複合タワーマンションだ。モデルルームを見学して、そして販売事務所所長のリストマンション事業部販売2課課長・海藤義弘氏の話を聞いて、これは売れる≠ニ判断した。

 立地・アクセスは申し分ない。横浜から京急線快速特急で9分、生活の拠点にするにはちょうどいい位置だ。駅から物件までは屋根つきのペディストリアンデッキで結ばれる。地下1階から7階まではシネマ、スポーツクラブ、その他の生活利便施設も併設される。

 価格的にも訴求力がある。記者は、高値挑戦するなら坪単価280万円と読んだが、確実に早期完売するため低めの価格設定をする模様だ。プランは小家族向けの1LDKからファミリー向けの4LDKまで多彩で、単身者から熟年層まで幅広いニーズに対応できる物件だ。

 モデルルームは、オーソドックスなプランの小家族向けの2LDK(74平方b)と、最上階住戸の高級仕様の2LDK(119平方b)の2通り。後者は建具・家具類は突き板仕様となっており、富裕層のニーズにも十分応えられる。

 4月24日からモデルルームがオープンされており、現在、来場者は約1200件と好調だ。分譲は今月末からで、1期分譲として約200戸程度が予定されている。メインはリストだが、三井不動産レジデンシャルと組んだことで、集客力アップも期待できる。

 販売事務所所長の海藤氏は、「当社にとって初の大規模プロジェクト。代表( 北見尚之社長)の地元でもあるし、思い入れもある。必ず成功させたい。商業施設も、上大岡を活性化させるものにしたい」と語った。

 物件シアターでは上大岡を一新させる≠ニいうコピーが最初に写りだされように、このプロジェクトにかける同社の意気込みも伝わってくる。

(牧田 司 記者 6月6日)