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「メロディーハイム」の近藤産業が自己破産

 

 帝国データバンクの発表によると、東証1部上場のゼファーの100%子会社である近藤産業(井澤康平社長)は5月30日、大阪地裁へ自己破産を申請し、受理された。

 同社は2004年(平成16年)設立。その後、経営難に陥り、2004年9月にゴールドマン・サックス証券会社グループが完全子会社化し、2006年にゼファーが買収した。関西圏を中心に「メロディーハイム」マンションを手がけていた。

 しかし、昨年来の不動産市況の急変で苦境に陥り、ゼファーの支援も限界に達したことから今回の自己破産申請となった。2008年3月期の売上高は199億円で、当期損失23億円を計上していた。負債は約322億円。

(牧田 司 記者 6月2日)