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大京が同社としては珍しいコンパクト「練馬」

 


「ライオンズ練馬 アートレジデンス」完成予想図

 

 大京がコンパクトマンション≠ニ謳っている「ライオンズ練馬 アートレジデンス」を見学した。

 都営大江戸線練馬駅から徒歩5分、または西武池袋線桜台駅から徒歩4分、練馬区豊玉上2丁目で建設中の14階建て全50戸の規模で、専有面積は約31〜54平方b、価格は3350万〜5480万円、坪単価は330万円。竣工予定は平成21年2月。施工は埼玉建興。

 同社は、かつてコンパクトマンション≠ネる言葉が流行っていなかった頃、ワンルームや小家族向けのマンションをたくさん供給していたが、最近では混合型はともかく、コンパクトマンションと謳うマンションはほとんどない。

 それだけにどのようなプランなのか興味があったから見学したのだが、単身者、 DINKS のニーズを満たしている物件とみた。都心へのアクセスがいい駅から徒歩5分の立地であるほか、通りから一歩入ったエリアであること、南向きが全住戸の74%(78%がバスルームに窓が付く角住戸)、居住面積が40平方b以上中心などだ。

 二重天井・二重床、ハイサッシ、オリジナルキッチン、ハイサッシなど基本性能、設備仕様、デザインなども水準以上だ。

 唯一、問題をあげるとすれば、やはり価格だろう。 330 万円の単価は、やはり今の相場を考えると少し高いようだ。昨年 11 月から分譲開始しており、現在、半分弱が契約済みという。現地販売担当者は「もっと販売スピードを高めないと」と語っていたが、価格がネックと感じているようだった。

 しかし、竣工まではまだ8カ月ある。そんなに悲観することもないのではないか。欲を言えば、モデルルームは飾りすぎで、もっとシンプルなほうがよかったのではないかと思った。

(牧田 司 記者 6月2日)