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藤田・全宅連会長 次期会長選に出馬せず

「敗軍の将、兵を語らず。引き際が大事」 藤田氏

 東京都宅地建物取引業協会(都宅協)の会長選に敗れた藤田和夫氏(不動商事社長)は、落選の翌日、記者の電話取材に対して、「負けちゃったよ。コメント? 敗軍の将、兵を語らずだよ。潔く去る。人間、引き際が大事だからね。全宅連の会長? (続投は)ありえない。これからみんなと話し合って決めるが、後継者に譲る。(東京都の代表が全宅連の会長になるのか)さあ、それはどうかねぇ」と語った。

 このコメント通りだと、藤田・全宅連会長の続投はなくなった。

「決戦投票に持ち込めれば勝算ある」岩崎選対幹事長

 新しく都宅協の会長に就任する池田行雄氏(日の出住宅社長)の選対幹事長で、都宅協練馬支部の専務理事を務める岩崎和夫氏(ラビットホーム社長)は5月30日、選挙戦について次のように語った。

 「藤田さんに勝つためには、反対票を2つに分け決選投票に持ち込み、3位の候補者が2位の候補者を支持することを決めていた。決選投票に持ち込める可能性は6対4で、いけると考えていた。中村さん(全宅連元会長・中村俊章氏)や三山さん(都宅協元会長・三山茂雄氏)など歴代の会長、副会長もたくさんわれわれの側についてくれたのも大きい。いい選挙だった。

 全宅連の会長選については、現段階ではなんとも言えない。池田さんが1〜2週間の間に決断するだろう。都宅協と全宅連会長の兼務はもっとも望ましいことだが、何しろ選挙にはお金がかかるから…」

 6月26日の全宅連の総会に向けて、次期会長選びがヒートアップしそうだ。

(牧田 司 記者 5月30日)