モリモト３月期決算　逆風下でも大幅増収増益達成

　逆風下の今年２月に東証上場を果たしたモリモトは５月15日、平成20年３月期決算を発表した。売上高1176億円（前期比△23.0％）、営業利益183億円（（同△37.6％）、経常利益183億円（同△67.9％）、当期純利益98億円（同△62.1％）となり、環境変化の中でも大幅増収増益を達成した。（△はプラス、▼はマイナス）

　賃貸部門は、住居系の「イプセ」シリーズ、商業系の「クイズ」シリーズが伸び､賃貸オフィスビル事業「コンカード」シリーズの第一号・第二号案件を博多と横浜で竣工した結果、売上高736億円（同△38.5％）、営業利益168億円（同△50.6％）となった。

　分譲部門は、個性的でデザイン性の高いマンション696戸を販売。売上高388億円（同△4.5％）、営業利益34億円（同△7.6％）となった。

　次期業績予想では､売上高1557億円（同△32.4％）、営業利益238億円（同△29.5％）、経常利益202億円（同10.2％）、当期純利益110億円（同△11.7％）を見込んでいる。