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 駅前一等地の藤和不「 BELISTA タワー東戸塚」


「BELISTA タワー東戸塚」完成予想図


納得の坪単価280万円 多様なニーズ取り込むか 

 藤和不動産は4月22日、大和システムと共同(事業比率は7:3)で近く分譲を開始する「BELISTA タワー東戸塚」の記者見学会を行った。

 物件は、JR横須賀線・湘南新宿ライン東戸塚駅から徒歩1分、横浜市戸塚区川上町に位置する地下1階地上26階建て全187戸の規模。専有面積は約62〜106平方b、予定価格は5230万〜1億340万円(中心価格帯は6900万円台)、坪単価は280万円。設計・監理は類設計室、施工は熊谷組。入居予定は平成21年3月下旬。

 最大の特徴は、単身者からDINKS、ファミリー、熟年層まで幅広い階層に人気の東戸塚駅圏で、駅から徒歩1分の高台の一等地に立地するという点だ。1階から2階までは、大型スーパーなどが出店する予定で、3階から9階までは事務所となる。

 建物は免震工法を採用、二重床・二重天井でリビングの天井高は2600ミリ確保するなど基本性能も高い。建物外観は、下層部に落ちついた色を配し、上層に向って明るい色調のタイルを貼り、ライムストーンなど10種以上の色を採用した印象的なデザインとしている。

 モデルルームは2タイプで、100平方b超のプレミア住戸は思い切って設備仕様・グレードを上げているのが特徴だが、標準タイムの仕様レベルも高い。

 現在、問い合わせは約2500件、来場者は約400件。幅広い年代から人気を得ており、買い増し希望も多いという。

 記者は、分譲単価を280万円と見ていたが、ぴったりだった。昨年の今ごろなら300万円の値もあり得ると見たが、さすがに市況悪化を考慮すると慎重な値づけにならざるを得ない。

 しかし、市況悪化のため設備仕様を落とすのではないか≠ニいう記者の懸念は杞憂に終わった。おそらく、最近分譲されている同沿線のマンションのなかでもっともレベルの高いマンションだろう。

 プランもいい。単身者やDINKSにも人気のエリアだから、40〜50平方b台のプランも盛り込んで、ニーズを取り込むべきだと思ったが、それがないのが残念だった。これは、地権者などからなる「街並み協議会」の高級マンションにして欲しい≠ニいう意向に沿って開発されたためのようだ。

 同社の柏森靖取締役首都圏事業本部第二事業部長があいさつで、「当物件は一人勝ちする。今年のナンバー 1 マンションになる」と胸を張ったのもうなずける。ナンバー 1 になるかどうかは保留したいが、ベスト10には入るだろう。

 全住戸の価格を公表し、階高による価格差も10〜15階、16〜21階、22〜25階までそれぞれ同じにしているのもユーザーから支持されるだろう。階高によって眺望がそれほど変わらず、敷地南側に高い建物が建つ可能性がないことから同社は決断したという。

       
        建築中の建物(左が駅西口から、右が東口のオーロラ・モールから写す)     

 

(牧田 司記者 4月22日)

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