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北京大学附属小11−0成蹊小に大勝

通算成績は中国チームが4勝0敗

「謝々」「ありがとう」試合終了は仲良く握手(成蹊小グラウンドで)

 

1 2 3 4 5 6 7 R
成蹊小学校
北京大学附属小学校
11

 

 

 

成蹊小 守備力の差に泣く

 来日中の中国・北京大学附属小学校野球チームは26日、武蔵野市・成蹊小学校野球部と同校グラウンドで親善試合を行い、11−0で大勝した。

 北京大学附属小は、6年生のLIANG・ ZIHAOくん、YAN・ SIHUANGくん、CHEN ・JUNPENGくんが7回を完封リレー。打線では4年生のWU・ YUANPEI くんが3打数3安打の猛打賞、CHEN・JUNPENGくんは3打点の活躍。チーム全体で8安打を放った。守備陣も7回を無失策、投手を盛り立てた。  

 先発メンバー全員が6年生の成蹊小は、大山くんが2塁打を含む2安打を放ち、内藤くんも安打を放ったが、相手の好守に阻まれ完封負け。主将でエースの4番・佐藤くんは11失点したが7三振を奪った。自責点は4。成蹊小は6失策で、守りの差が出た。

 日中親善試合は、これで中国チームが4勝0敗。成蹊小は2年前、中国・清華大学附属小とも試合を行っており、接戦の末サヨナラ負けしている。

 全ての日程をこなした北京大学附属小学校の訪問団は同日19時30分成田発で帰国した。

野球部員急増 交流前の4倍の80人以上 北京大学附属小

○YIN・CHAO校長  できたら成蹊小と姉妹校になりたい。どうぞ私どもの小学校においでください

○TAO・JIANLI副監督 今日はフルに力が発揮できたと思います。ただ、細かなところではミスも出た。昨年は土曜日、日曜日を返上して練習し、10日間で24試合をこなしたこともある。その成果が出た

○XUE・WENZHI 監督 このところ、野球部に入部する生徒が増えており、2年生は約50人、3年生は約20人、4年生は10人ぐらい。5年生は少ないが、6年生は6人。RBAのおかげ。交流前の4倍の人数になった

○WU・YUANPEI くん とても楽しかった。将来、プロになりたい

○YAN・SIHUANG くん よくできたと思います。でも、もっと上手になりたい( YAN くんの将来の夢は企業経営者か野球の選手)

○CHEN・JUNPENG くん とても嬉しい。もっとレベルアップしたい( CHEN くんの夢はプロの選手で、目標はヤンキース・松井選手とか)

●鈴木監督 実践でゲームをしていないのが響いた。しかし、その割にはよく頑張ったし、投手もよく投げた

●大山くん 気持ちいいですね。大きくなったら、できればプロ野球の選手になりたい

●内藤くん 打ったのはたまたま。将来? 何でもいいというか…できたら野球の選手か医者(コメントはプロ級? )

●井上選手のお母さん 強い中国のチームを11点に抑えられたのだから良かったわね、とみんなと話したところです。中国の子どもたちは礼儀正しく、マナーがとっても良いという印象を受けました

  

                                  

 

           北京大学附属小ベンチ                戦況を見つめる成蹊小のお母さんたち

  

                成蹊小の先生方                     戦況を見つめる成蹊小のお母さんたち 

                                

  

XUE・WENZHI監督 「ここまで強くなれたのは久米さん(久米RBA代表)のおかげです。来年も、清華大学附属小に勝って、日本に来たい」(写真左)

久米信廣RBA代表 「いえいえ、皆さんが強くなったのは、校長先生の理解があるからだと思います。来年はRBA20周年ですので、モンゴル代表も呼んで、中国、モンゴル、それと日本の代表チーム同士で東京ドームで試合をやれたらいいですね」(写真右)

教頭さん(左)と主審(成蹊大学院1年生)
主審 成蹊小はいい勉強になったと思います。中国のチームは強い

 

バックネットには「2007年日中文化・スポーツ交流年」認定事業の横断幕も掲げられていた

(牧田司記者)