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 初陣・東電 技巧派の北地投手を終盤に攻略

「代打オレ」小野監督 自らの代打策が的中


薄井の安打で生還する小野監督(背番号30)を迎える東電ベンチ

 

1 2 3 4 5 6 7 R
リパーク  
東電不動産  

 

 

 

リパーク3回の勝ち越しチャンス逸す 

 初陣・東電不動産が、打ちあぐねていたリパークの技巧派北地投手を終盤に攻略してベスト4に進出した。リパークは3回の勝ち越しのチャンスを潰したのが痛かった。

 1−1の同点で迎えた5回、東電不動産がようやく北地をとらえた。1死から代打の小野が左翼越え2塁打、続く薄井が適時打してリードを奪った。その後、四球と敵失で薄井も生還。さらに4番・田中の適時打と敵失で2点を挙げ、試合を決めた。

 それまで、巧みな北地投手の投球の前に2回に暴投で上げた1点しか奪えなかったが、小野監督自らの代打策が的中した。

 18歳の新人・薄井はやや制球を欠きながらも2安打2失点完投。これまで2試合では途中降板していたが、エース清水の故障で任された大事な試合で見事重責を果たした。打っても決勝打を放った。

 リパークは惜敗。北地投手は速球を封印。変化球主体ののらりくらりの投球で東電打線を4回まで1失点抑えてきたが、緩い球しか打てそうもない小野に痛打を浴びた。

 3回の勝ち越しのチャンスを潰したのも痛かった。この回、1死から1番・上杉と2番・山崎が連続四球で出塁、続く北地の2塁打で同点としたが、本塁を狙った山崎が本塁で憤死。さらに4番・高見澤の内野ゴロエラーで北地がホームを狙ったがタッチアウト。

 

リパーク  打安点
G 上 杉 2 0 0
C 山 崎 2 0 0
@ 北 地 3 1 1
B 高見澤3 0 0
A 砂 川 2 1 0
D 加 藤 2 0 0
E 三小田2 0 0
F 中 野 2 0 0
9  田 中 1 0 0
H7宮 崎 2 0 0
振球犠  
3 5 0   21 2 1
……………………
東電不   打安点
E 古 内 3 1 0
H 五月女2 0 0
D 篠 宮 2 0 0
G 田 中 2 1 1
A 飯 塚 3 1 1
F 北 條 3 0 0
B 高 渕 1 0 0
3  山 内 0 0 0
C 鳥 海 1 0 0
打4小 野 1 1 0
@ 薄 井 2 1 1
振球犠  
2 3 0   21 5 3
……………………
投 手回安振球責
北 地 5 5 2 3 4
……………………
薄 井 6 2 3 5 1
2塁打 小野 北地

○小野監督 あんな緩い球、見たことがない(試合途中で。自ら代打で攻略方法を示して見せた)。とにかく、勝ててよかった。酷いメンバーでしたけど。牧田さんは7:3と言っていたけど、5:5だと思っていました。牧田さんにあまりプレッシャーかけないで、って言っといて

○田中 僕? ちゃんと仕事はしましたよ(2打数1安打1打点の活躍)

○ ナイン  監督自ら「代打オレ」と、バッターボックスに立ち、塁からサインをしていて、それがドンピシャ

○薄井投手  (入社初勝利)エラーが多くてたへんでした

●森下監督 力負け。全員で胸を借りるつもりで行きました。悔いはありません。1-1で均衡の場面で東電さんに流れがいってしまった。勝機はありました。来年頑張ります

●北地投手 最後のツメがあまく、大量失点につながったのが痛い。来年は集中力を高めて勝ちに行く野球ができるように頑張ります

   
決勝のホームを踏む小野監督       監督の期待に応えた薄井投手


強打の東電打線をよく抑えていたが…リパーク北地投手


リパークナインと応援団

 

(牧田司記者 11月18日)

 
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