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三井不動産「ラ・フェット多摩 南大沢」

増床30店舗 14日オープン


「Factory Outlets Villa(ファクトリーアウトレッツ ヴィラ」(増床部)

 

 三井不動産は12月14日、同社が展開する商業施設アウトレットパーク「ラ・フェット多摩南大沢」の増床部分「Factory Outlets Villa(ファクトリーアウトレッツ ヴィラ)」をグランドオープンする。

 「ラ・フェット多摩南大沢」は、平成12年9月に1期分として82店(店舗面積約1万6460平方b)がオープン。今回新たに30店舗(同4660平方b)が加わり、112店(同2万1120平方b)となる。

 今回の増床について同社は、お客様のご要望の多かったファッション・雑貨のセレクトショップやスポーツ、アウトドアショップなどを誘致し、商品構成の一層の充実を図ったとしている。増床部分のうち8店舗が関東でのアウトレット初出店となる。

 同施設の平成18年度の売上高は154億円で、増床による売上高は190億円と見込んでいる。

 同社は、同施設を含め「鶴見はなぽーとブロッサム」(95年3月開業)、「マリンピア神戸 ポルトバザール」(99年10月開業)、「ジャズドリーム長島」(02年3月開業)、「ガーデンウォーク幕張」(00年10月開業)、「横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ」(98年9月開業)の6施設のアウトレットパークを展開している。

施設が及ぼす経済波及効果を発表して欲しい

 こういった施設がオープンするたびに記者が考えるのは、その経済波及効果だ。店舗は見ても分からないし、同社も熟年層などターゲットに置いていないようだ。

 記者は、この施設の1期がオープンしたとき、その波及効果について取材したことがある。最寄駅の南大沢駅の乗降客数が飛躍的に伸び、周辺の地価を押し上げ、マンションの相場上昇・売れ行き向上に多大な貢献をし、周辺飲食店の来客者増に一役買い、地域経済・街の活性化に大きな役割を果たした旨の記事を書いた。

 同社は、その経済波及効果について定量的に数値を上げて示せないとしているが、同社にはシンクタンクがある。調査はしているのではないだろうか。調査していないのであれば、是非とも調査して発表して欲しい。


ファクトリーアウトレッツ(既存部)

 

(牧田 司記者 12月13日)

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