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トヨタホーム・野村不動産「大井町」 1期完売も

複雑な敷地形状を利用した巧みなランドプラン特徴


「テラス大井町」完成予想図

 

 トヨタホームと野村不動産が共同で分譲しているマンション「テラス大井町」を見学した。

 JR京浜東北線・りんかい線大井町駅から徒歩10分、品川区東大井3丁目で建設中の5階建て全121戸の規模で、専有面積は約67〜93平方b。1期(86戸)の価格は5940万〜9760万円(最多価格帯6,500万円台、6,900万円台)。坪単価は315万円。設計・施工は竹中工務店。竣工予定は2008年9月下旬 。

 両社の共同事業マンションは、東京都目黒区の「テラス恵比寿の丘」 ( 2006年9月完成、総戸数89戸 ) 、愛知県安城市の「ゼルクシティ安城」 ( 2007年3月完成、総戸数377戸 ) 、兵庫県西宮市の「テラス苦楽園」(2007年7月販売、総戸数26戸)に次ぐ4棟目だが、トヨタ自動車が売主となっていた東急田園都市線南町田駅圏の「セルシオヒルズすずかけ台」(全182戸)が供給されているので実質的には5棟目だ。首都圏では3棟目になる。「恵比寿」も「すずかけ台」も人気になっていた。

 現地はかつて「土佐山」と呼ばれた旧土佐藩の下屋敷を一部含んだ由緒ある土地で、東京トヨペットのユースハウス・研修センター跡地。

 同物件の最大の特徴は、土地を取得した段階で大手ゼネコンを対象に設計・施工コンペを実施し、その中で最も評価の高かった竹中工務店案が採用されたという点だ。それだけ力を入れたということだが、確かにランドプランには目を見張るものがある。南東へむけて一段高いテラス状の立地であることや敷地形状が複雑なのを巧に利用し、分棟された建物を6カ所のガーデンで包み込むようにしたランドプランとなっている。研修センター時代からある木も残したという。

 構造は扁平ラーメン構造、二重床・二重天井などを採用。仕様設備では、天然大理石、御影石を玄関やキッチン天板に採用。キッチンのほか、吊り戸棚にもブルモーションを施すなど、きめ細かな配慮もなされている。

 すでに1期の登録が始まっているが、締め切りの12月9日までに全戸完売もあると見た。さすがプラウド≠フブランド力だ。野村不動産は今春、坪単価330万円でほとんど即日完売した「プラウド大森鹿島」の供給実績がある。「大森鹿島」より単価が安いのはアクセス・立地の差か。

 完成後、どのような姿を見せるか楽しみなマンションでもある。

 

(牧田 司記者 12月4日)

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