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「キャピタルマークタワー」竣工 

分譲時より価格5割上昇


「キャピタルマークタワー」空撮写真

 

 東急不動産(事業比率40%)、安田不動産(同20%)、三菱地所(同20%)、昭栄(同10%)、サンケイビル(同10%)4社共同のマンション「キャピタルマークタワー」が竣工し、11月29日、関係者向けに事前内覧会が行われた。

 建物外観

 同マンションは、JR山手線田町駅から徒歩8分の港区芝浦4丁目に建つ地上47階建て全869戸の規模。専有面積は約42〜171平方b、価格は2800万円台〜1億 8000万円台(最多価格帯4700万円台、5400万円台)、平均坪単価222万円。設計監理は日建ハウジングシステム・佐藤総合計画設計監理、施工は鹿島建設。

 平成17年7月から分譲され約1年で完売。総来場者は約1万人にのぼっていた。

 記者も湾岸戦争勃発≠ネどと書いたように、港区内など東京湾岸では当時、数千戸もの大量マンションが供給されていた。

 坪単価222万円というのは、当時としてはそれほど安かったわけではなく、他社物件と比べると最寄駅に近く、建物形状は三角形のトライアングル状で、免震&オール電化マンションが最大の売りだった。三井不動産他「芝浦アイランド」などとも競合はしたが、むしろ相乗効果のほうが大きかった。

 周辺に新規物件がないので比較は難しいが、坪300万円台の半ばはするはずで、分譲価格より5割ぐらい上昇したことになる。典型的なキャピタルゲイン<^ワーマンションの一つだ。

 入居者の45%が30歳代で、平均世帯人数は2.3人という。

 

(牧田 司記者 11月29日)

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