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住友不動産「グランドヒルズ成城」 納得の坪単価430万円


「グランドヒルズ成城」完成予想図


 住友不動産が近く分譲する高級マンション「グランドヒルズ成城」を見学した。

 小田急線成城学園前駅から徒歩7分、世田谷区成城1丁目に立地する地上5階地下2階建て全36戸の規模で、専有面積は約79〜140平方b。平均坪単価は430万円の予定。入居予定は平成21年2月。設計・施工は竹中工務店。

 同マンションの最大の特徴は、建物は中廊下方式を採用し、雁行設計にすることで、各住戸の居住性を高めていることだ。このほか、@建物外観は白のタイルと黒のルーバー、ガラスのカーテンウォールA 駐車場付置率125%B 6割が100平方b以上、9割が90平方b以上C4重、5重のセキュリティD芯心1メートルの廊下幅――などが特徴だ。

 約111平方bのモデルルームは、和をイメージしたもので、御影石や大理石、栓の突き板建具・面材がふんだんに用いられているのが特徴。また、吊戸棚の扉がブルモーション仕様になっているのも珍しい。半面、キッチンの床は、天然の突き板ではなくあえてシート張りになっていた。これは色ムラをなくし、そりなどをなくすためだという。

 成城学園前駅圏では今年、モリモト「ディアナコート成城」(55戸)、三井不動産レジデンシャル「パークコート成城」(39戸)がそれぞれ410〜420万円で分譲されている。いずれもレベルの高いマンションだ。この2物件と比べて、住友不動産のマンションもほぼ同じぐらいだ。妥当な価格だろう。

 販売担当者によると、同社が数年前に分譲した坪単価240〜250万円成城のマンションが現在では坪340万円ぐらいなっており、港区で分譲したマンションが5000万円から8000万円ぐらいに上昇しており、その値上がり分を頭金に充当するお客様もいるという。

 マンションの値上がり分を頭金にできるというのはうらやましい限りだが、都心部の築浅のマンションは数千万円のキャピタルゲインが生じているのが今の市場だ。


「グランドヒルズ成城」完成予想図

(牧田 司記者 11月29日)

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