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藤和不動産など「フォートンヒルズ」

日本不動産学会第14回業績賞を受賞


「フォートンヒルズ」


 藤和不動産、大和システム、類設計室は11月15日、3社にフォートンヒルズ管理組合を加えた4者が「フォートンヒルズ」で企画・設計・実施した取り組みが、2007年度の社団法人日本不動産学会第14回業績賞を受賞したと発表した。  

 同賞は、新機軸を打ち出した不動産事業やそれにかかわる制度の創設など幅広い対象の中から優秀な業績に対し表彰されるもの。

 「フォートンヒルズ」は、2005年3月から06年3月にかけて分譲された、横浜市戸塚区に立地する総戸数 888戸の大規模マンション。事業主は藤和不動産と大和システム。類設計室が設計を担当した。敷地総面積約62,500平方bのうち約25,500平方bを自然の森(保存林)が占め、さらに約15,200平方bの計画緑地を設けることで、65%の緑地率を確保している。

 3社は、こうした「自然の森」環境を生かしながら、子育てがしやすく、コミュニティが形成されやすい環境づくりを目指し、入居前からのコミュニティ形成の支援活動としてイベントの実施や会報誌の発行などを継続的に行った。入居から1年半を経た現在、居住者の自主的なコミュニティが成熟しつつあるという。

 今回の受賞は、自然環境を生かしながらこのような取り組みを行ったことが評価された。

 記者は、このコミュニティ形成支援活動が、入居者のコミュニティ形成にどのような効果をもたらしたのか非常に興味がある。

 マンションデベロッパーは、引渡し後のコミュニティ形成には関わらないのが現状だが、最近の購入層は、隣近所との付き合い方などコミュニティの作り方の訓練を受けていない世代だ。デベロッパーや管理会社が積極的に支援していかないと、入居者同士のトラブルが増えるのではないかと危惧している。

   
 街開きパーティ                               フォートンの森

 

(牧田 司記者 11月15日)

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