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東急リバブルが「能力開発優秀企業賞」を受賞

不動産業界としては初受賞

 

 社団法人・日本能率協会(富坂良雄会長)は11月14日、「2007年度(第20回)能力開発優秀企業賞」に東急リバブルと資生堂を選んだと発表した。

 同賞は、企業内の能力開発を通じて体質の改善・強化された優秀な企業または事業所を表彰することにより、産業界に有効な能力開発のあり方を広く普及することを目的に1988年に創設された。不動産業界から選ばれたのは今回が始めて。 応募のあった17社の中から選ばれた。

 東急リバブルが受賞したテーマは「不動産コンシェルジュを目指す全社的人材育成システム」。同社の経営計画の遂行に必要なのは「期待を超える一つ上のお客様満足」を提供できる人材であり、それを実現可能にするのが「不動産コンシェルジュ」であるとして、同社は7つの資質を定義している。

 その7つとは、@接遇力A人間性B高水準C機動力D一歩先E提案力F専門性であり、トップからミドル、若手の新入社員まで徹底して浸透を図っているという。その実践効果は、宅建取引主任者資格試験の合格率の向上、新入社員の定着率の向上、業績の向上につながったという。

 こうした取り組みが、企業の体質強化に直結した好例として評価された。

 資生堂は、「100%お客さま志向の会社に生まれ変わること」を経営ビジョンの一つに掲げ、このビジョン実現のため「店頭からの革新」が受賞対象となった。

 授賞式は2008年2月5日(火)〜8日(金)パシフィコ横浜で開催する「HRD JAPAN 2008 (第27回能力開発総合大会)の5日午後に行われる。

(牧田 司記者 11月15日)

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