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質の高さと単価の安さに驚愕 鹿島施工の東建「駒込染井」


「Brillia 駒込染井」完成予想図

 

駅近で住環境にも恵まれた立地 坪単価は370万円

 東京建物の「Brillia 駒込染井」と「Brillia 旧古河庭園」を見学した。「旧古河庭園」は後に紹介するとして、先に「駒込染井」を紹介しよう。

 JR山手線・都営三田線巣鴨駅から徒歩4分、またはJR山手線・東京メトロ南北線駒込駅から徒歩8分、豊島区駒込4丁目の一角で建設中の地下1階、地上6階建て全88戸の規模だ。専有面積は約45〜133平方b、坪単価は370万円。設計・施工は鹿島建設。完成予定は平成20年10月下旬。

 現地は、巣鴨駅から徒歩4分だが、こんなに駅近で、こんな環境が残されているのかと驚くほど恵まれた住環境にある。四方は公立中学校や私立中学校、民間のスポーツクラブなどに囲まれており、建物は東南向き角地だ。この立地条件と、現地看板で施工が鹿島と知り、記者は坪単価400万円を突破すると読んだ。

 そして、モデルルームを見学し、その単価の安さに驚愕した。モデルルームのレベル、出来栄えが素晴らしかったからだ。デザイン、設備仕様は間違いなくトップレベルだった。玄関、ホールなどの床、キッチン、洗面所のトップは全て天然の大理石か御影石で、キッチンカウンタートップの厚さは3センチもあった。フローリング、建具の面材も全てタモ、チーク、マホガニーなどの突き板だ。

 基本性能も高い。スラブ厚230ミリの二重床・二重天井で、それぞれふところ厚も十分確保されている。

 このところの市況の悪化で、同社は慎重な値付けをしたのだろうが、これほど割安感のあるマンションはそうない。高額住戸、中でもペントハウスタイプは天井高が最大で4メートル以上ある。坪単価500万円でも安いだろう。コンパクトな40平方b台〜60平方b台は圧倒的な人気を呼ぶと見た。

 それにしても、鹿島の施工マンションはいい。記者は、同社施工のマンションを選んで見ているわけではない。基本的には事業主のデベロッパーを選んでみているが、鹿島施工で期待を裏切られたマンションは一つもない。それどころか、期待以上のものを見せてくれる。一言でいえば、隙がないだろうか。

 鹿島の自社分譲マンションでは、ぜひ「これほど美しい<}ンションを見たことがない 鹿島建設『加賀レジデンス』」(5月18日付) この記事も読んでいただきたい。


モデルルームキッチン

 

(牧田 司記者 11月13日)

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