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野村アーバンが販売代理 首都圏不燃公社「要町」が即完


「要町コートスクエア」完成予想図


小規模でもしっかり作りこみをすれば売れる見本

 前回、野村不動産アーバンネットが企画提案して人気になっている横浜市住宅供給公社の「横浜ポートザイドプレイス タワーレジデンス」を紹介したが、今回は同じ野村不動産アーバンネットが販売代理をして即日完売した首都圏不燃建築公社の「要町コートスクエア」を紹介する。10月27日に抽選が行われ、最高4倍の競争倍率で即日完売した。

 東京メトロ有楽町線千川駅から徒歩7分、または同線要町駅から徒歩8分、豊島区要町1丁目で建設中の5階建て全25戸の規模。専有面積は62〜101平方b、価格は4,290万〜9,060万円(最多価格帯5,700万円台〜6,700万円台)、坪単価は260万円。施工は安藤建設。入居予定は平成20年8月下旬。

 人気の要因は、立地と価格だ。現地は第一種住居専用地域だが、周辺は一種低層。閑静な住宅地に囲まれている。敷地は区の施設だったところだ。

 価格は、新価格には違いないが、アクセス、住環境を考慮すればむしろ割安感がある。設備仕様は普通だが、プランがいい。全ての住戸がワイドスパンで、廊下幅はメーターモジュールを採用。小規模ながら集会室、管理人室も設置。高齢者でも住みやすいようエレベータ室の前にはベンチを設けている。中庭には植栽を施し、屋上緑化も図っている。

 販売を担当した同社の現地担当者は、「広宣費がなくて一部は手づくりのチラシなども配布した。販売事務所の完成予想図なども立派なものではないが、そうしたものに経費をかけていないことをお客様にはしっかり説明した」という。

 もう一つの人気の要因には事業主が特殊法人ということもあるだろうが、小規模でもしっかり作りこみをすれば売れるという見本のようなマンションだ。

 野村不動産アーバンネットはただの売り子≠ナはないということも指摘しておきたい。販売代理を受ける際、しっかり企画提案も行う。もっとも大事なことだ。


「要町コートスクエア」完成予想図

 

(牧田 司記者 11月5日)

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