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アーネストワン 中間期、通期業績とも大幅下方修正

 

 アーネストワンは11月1日、期初に発表した平成20年3月期中間期業績予想を大幅下方修正するとともに、通期決算予想についても大幅に下方修正すると発表した。

 中間期決算は、売上高692億円(前回発表時比7.5%増)、経常利益34億円(同26.9%減)、当期純利益20億円(同27.3%減)に修正。

 通期予想では、売上高1655億円(同1.5%増)、経常利益91億円(同30.0%減)、当期純利益54億円(同29.4 %減)に修正した。

 修正の理由として同社は、売上高は戸建分譲の販売が好調であり前回公表予想を上回る見通しだが、戸建分譲及びマンション分譲の1戸当たり販売単価が当初計画を下回ったことにより、営業利益、経常利益、中間純利益ともに前回公表予想を下回る見通しとしている。通期の業績予想についても、ほぼ同様の理由で下方修正すると発表した。

 記者は2、3年前までは、同社などのいわゆるパーワービルダーの戸建てを結構見学した。売れる商品はいい商品≠セとはいわれるが、需要が一巡すれば、やがて苦境に陥ると見ていた。価格ありき≠フ商品はユーザーの支持を得られないと見ていたからだ。マンションも同様、郊外・遠隔地でのグロス優先の商品企画では、厳しいと見ていた。ここ1年間は、ほとんど見学していない。見る価値がないと判断したからだ。

 同社は、戸建ての耐震強度不足でも問題になっていた。

 

(牧田 司記者 11月1日)

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