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申し込み殺到するか 三菱&西武不withサザビー「東村山」

「パークハウス ONE ' S TOWER」完成予想図

 

思い切ったサザビーのカラーデザインが特徴 単価も割安

 販売戦略にもよるだろうが、展開次第では申し込みが殺到しそうなマンションを紹介しよう。三菱地所(事業比率75%)と西武不動産販売(同25%)が売主で、サザビーリーグの「Afternoon Tea」がデザインを担当する「パークハウス ONE ' S TOWER」だ。

 西武新宿線・ 西武 国分寺線・ 西武西武園線「東村山」 駅から徒歩1分、東京都東村山市野口町1丁目で建設中の25階建て全182戸(非分譲住戸50戸含む)の規模。専有面積は約31〜88平方b。価格は、坪単価 200万円台前半程度 の予定。設計はセントラルコンサルタント、三菱地所設計、施工は東亜建設工業。入居予定は平成21年8月下旬。販売代理は三菱地所リアルエステートサービス、西武不動産販売。10月下旬から販売開始される。

 申し込みが殺到しそうだと予想するのは、次のような理由からだ。

 第1に、駅直結のタワーマンションである点だ。1階から4階まではコープなどの商業施設や 行政の窓口 、公益施設、事務所などが入居し、5階にマンションの共用施設が設置され、住戸部分は 5階以上 となる。最上階にも 展望 施設のスカイコリドーが設置される。利便性この上ない立地条件だ。

 第2は、メインターゲットと思われる30歳代の子育て世代にぴったりの住環境という点だ。都心から遠からず近からず。多摩湖やグッドウィルドーム、西武園ゆうえんちなどが近接し、秩父にも近い。子育てにはこんな環境が一番いい。

 第3は、30歳代の購入を想定したデザインだ。これまで 「Afternoon Tea」 のデザインマンションはいくつか見てきたが、今回の物件がもっとも主張が明確だ。 オプションだが、 壁と玄関床に淡いブルーのボーダータイルを敷きつめるなど、思い切ったデザインを施している。熟年層にも十分受け入れられそうだ。

 第4は、居住性能だ。タワー型だから方位はまちまちだが、いずれもワイドスパンで、居住性に優れている点だ。26戸ある単身者・DINKS向け (1DK ・1LDK) は専有面積が30〜 40平方b台はほぼ正方形タイプが多い。

 そして、なによりも価格が安いからだ。坪単価は記者の読みどおりだったが、最近の市況を意識してかなり低めに価格設定されている。春先なら記者は坪230万円ぐらいと読んでいただろう。比較的面積の小さいタイプが多く、グロス価格も抑えられている。基本性能もしっかりしている。

 つらつらと書いたが、これだけの理由が揃えば即日完売してもおかしくないマンションだ。竣工は2年近く先だから売る側も、ユーザーも慌てないのだろうが、竣工する頃には買っておけばよかった≠ニいわれるマンションになりそうだ。

玄関と壁にオリジナルのタイルを敷き詰めたモデルルーム

 

(牧田 司記者 10月19日)

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