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藤和不 「ワンダーワイルドワールド(アクアテラ)」の別荘公開 「ワンダーワイルドワールド(アクアテラ)」の那須の別荘 |
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藤和不動産は9月26日、分譲中の総戸数820戸の大規模マンション「ワンダーワイルドワールド(アクアテラ)」に付属施設として建設した栃木県・那須の別荘3棟を報道陣に公開した。 「ワンダーワイルドワールド(アクアテラ)」は、東京メトロ南北線王子神谷駅から徒歩16分、またはバス5分徒歩1分の足立区新田で建設中の全820戸の規模で、平均面積97平方b、100平方b超が320戸以上という大型住戸中心のマンション。近く分譲する2期2次の専有面積は約83〜117平方b、予定価格は3700万円台〜6400万円台(最多価格帯5100万円台)。 別荘は敷地面積約3500平方bに3棟が建設されている。延べ床面積は約93〜101平方b。敷地南側のサッカー場が見渡せる高台にあり、敷地に隣接して流れる渓流への散策路も整備した。総事業費は約1億5000万円。管理組合に無償譲渡する形をとる。 使用料はゴールデン・ウィーク、年末年始、夏休み期間中の繁忙期を除き、1室2000円。別荘の管理費・修繕積立金は、マンションの管理費・修繕積立金に含まれており、1戸当たり管理費は月900円、修繕積立金は月200円。管理組合を法人化し、管理組合で別荘の所有権、温泉受湯権を総有する。管理は藤和那須リゾートと三菱地所藤和コミュニティに委託する。 「分譲するな4500万から5000万円」好立地で立派な建物にびっくり 記者は、同社が業界初の別荘付きマンションを分譲すると聞いたとき、期待もしていたが、よくある貸し別荘やバンガローのイメージを抱いていた。きっと貧相なものだろう≠ニ。 ところが、完成した建物を見学して驚いた。関係者が「分譲するなら4500万から5000万円は値をつけたい」と胸を張ったように、立地がよく、立派な建物だった。外壁にはよく用いられる米松より高価なレッドシダーを張り巡らせ、多人数でもバーベキューが楽しめる大型デッキはヒノキが用いられていた。もちろん風呂は温泉。貸し別荘にしたら一泊1万数千円はするはずだ。 利用料金の安さもさることながら、記者が注目したのはコミュニティ形成に果たす役割のことだ。現段階ではどのように利用されるかわからないが、親を呼んだり、管理組合の役員同士、入居者のサークル仲間などの利用が考えられる。別荘が良好なコミュニティ形成に役立てば、お金では計れない価値が生まれそうだ。 見学会で挨拶した同社首都圏事業本部第三事業部長・南伸一氏は「家族のつながり、コミュニティの形成も大きなテーマの一つ。ハード、ソフトとも万全を期したが、まだ足りないと考え、当社の財産である那須のリゾートを生かすことを考えた。別荘がマンションの販売促進にもつながるかもと期待している」と語った。 コミュニティの形成≠ェマンション生活にとっていかに大切かは住んでみないとわからないが、この別荘の果たす役割を訴え切れるかどうかもこのプロジェクトの成否の鍵を握っていそうだ。現在までに206戸を供給して175戸に申し込みがあるという。来場者は約1700件。
左からA、B、C棟
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(牧田 司記者 9月27日) |
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