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三井不動産 銀座の飲食施設「ニッタビル」

9月20日オープン

 

 三井不動産は9月20日、ニッタ株式会社から業務受託している銀座8丁目の商業施設「ニッタビル」をオープンする。

 JR新橋駅から徒歩5分の飲食店が軒を連ねるコリドー通りに面した中央区銀座8丁目の一角にある敷地面積約790平方メートル、地下2階地上10階建て延べ床面積約7536平方メートル、店舗面積約 3288 平方メートル。旧新田ビルを建て替えたもので、ニッタがオフィスとして利用する4階から6階部分を除いて三井不動産が一括で賃借・転貸して運営管理するもの。12の飲食店が出店する。

 出店するのは、世界有数のビール醸造メーカー、インベブ社が世界で展開しているベルジアンカフェ「アントワープ シックス」、デザインホテルのラウンジをイメージしたインテリアのカフェレストラン「リゴレット キッチン」、1950〜1960年代のオールディーズの楽曲を中心とした生演奏が楽しめる老舗ライブレストラン「 KENTO'S (ケントス)」など。

 三井不動産は銀座地区を商業施設開発・運営の重点地区として位置づけており、「銀座並木通りビル」(平成14年8月開業)「交詢ビルディング」(同16年10月開業)「ゾーエ(ゾーエ)銀座」(同17年3月開業)「銀座 Velvia (ベルビア)館」(同19年4月開業)に続いて5件目となる。このほか「銀座Mプロジェクト(仮称)」「ティージー銀座7丁目ビル(同)」「ギンザコマツビル・別館ビル・小松アネックスビル建て替え」の開発を進めている。

記者の一押し 日本酒古酒が飲める「入母屋」

 店舗開業に先駆けて18日、報道陣や関係者に一部を除いて公開されたので、記者もひと通り見学した。ほとんどがサラリーマン、OLが気軽に利用できそうなリーズナブルな値段で、「背伸びをせずに楽しめる大人の空間の提供」というコンセプト通りだった。

 酒と和食・イタリアンしか興味がない記者がぜひ利用したいと思ったのが「入母屋」(サッポロライオン)、「アントワープ シックス」(アクアプランネット)、「リゴレット キッチン」( HUGE )。

 「入母屋」では、手に入りづらい日本酒や焼酎がリーズナブルな値段で飲めるほか、10年もの、20年ものの日本酒古酒が飲める。日本酒の古酒を飲む習慣はわが国にはないが、紹興酒や焼酎の古酒に近い味が楽しめる。やみつきになりそうな酒だ。

 「アントワープ シックス」は、これぞビール≠ニいうビールが提供された。最近は発泡酒流行だが、たまには本物のビールを飲みたい。最後に見学した「リゴレット キッチン」は、雰囲気がとてもよかった。このほかでは、値段がすごく安い「山葵(わさび)」(エイペックス)は若い人にお勧め。ふぐ料理店「玄銀」(関門海)は本物のふぐが賞味できそうだ。竹・鉄・木を多用した店の雰囲気もいい。

 

(牧田 司記者 9月19日)

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