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ナイス初の超高層ランドマーク「鶴見」に期待

 

 当欄で、ナイス他「ノブレス新百合ヶ丘」は今後のマンション市場を占う試金石マンションと書いた。ポテンシャルの高い新百合ヶ丘駅圏で、環境に恵まれているとはいえ、果たして坪単価240万円弱がユーザーに支持されるのかどうか、記者も分からない。

 しかし、同じナイスが計画している鶴見駅前の超高層のタワーマンション(地上31階建て301戸)は新価格でも売れると確信している。

 同マンションは、都市再生機構が平成12年度から推進している「鶴見駅東口地区第一種市街地再開発事業」の一環として計画されているもので、同社が保留床を取得した。鶴見に本社を構えるナイスにとってはどうしても取得したいプロジェクトだったに違いない。同社初の超高層タワーマンションとなる。

 同再開発事業は、JR鶴見駅と京浜急行線京急鶴見駅の間に位置する約1 . 2ヘクタールの規模で、マンションのほか、横浜市の公益施設、商業・業務施設、ホテル、保育園が建設される。再開発事業の建築設計は石本建築事務所で、マンションの設計・施工は竹中工務店。

 詳細は未定だが、1戸当たりの平均専用面積は約70平方b、販売開始は平成20年夏以降、竣工は平成 22 年の予定だという。

 市場動向にもよるだろうが、分譲単価は300万円以上となりそうだ。それでも、いいものを造れば間違いなく売れるだろう。みなとみらい地区や川崎駅圏のマンションに負けないものを期待したい。

 同社は来年、相鉄不動産、近鉄不動産、セントラル総合開発とともに全1430戸の鶴見地区最大規模の「鶴見尻手」も分譲する。

 

(牧田 司記者 9月17日)

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