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価値創造マンション モリモト「千鳥町」

 

1フロア 1 2戸にライトコート6カ所

 モリモトのマンションについては当欄で再三紹介したが、今回はアッパーミドルのファミリーはもちろん、DINKSや熟年層が飛びつきそうなマンションを紹介しよう。「アールブラン千鳥町」だ。

 東急池上線千鳥町駅から徒歩2分、または東急多摩川線武蔵新田駅から徒歩6分、同線下丸子駅から徒歩7分の、大田区千鳥1丁目の一角に位置する6階建て全56戸の規模だ。専有面積は約50〜92平方メートル。間取りは1LDK+DEN〜3LDK。坪単価は307万円。設計・監理はサン・プランニングシステム。デザイン監修は押野見邦英氏、照明デザインは面出薫氏。

 東西軸が長い敷地形状を生かしたプランが絶妙だ。内廊下方式の南向き住戸と北向き住戸が基本だが、1フロア12戸に対して6カ所にライトコート・ライトウェルを設け、スパンは8メートル以上としているため、多面採光を可能にしている。

 例えば専有面積が約70平方メートルの2LDKの中住戸は、8.8メートルスパンで、L型リビングは13.8畳大、主寝室は7.5畳大、洋室は6.2畳大、浴室は1620。

 北向きの専有面積が約50平方メートルの1LDK+DENでは、ライトコートに面したLDの東側に窓があり、居室全てに1間の窓が付いている。

 6階のペントハウスタイプは、LDが勾配天井になっており、高さ約3.6メートル。スパンは約13〜16メートル。92平方メートルのタイプは小窓を含めて窓・開口部は12カ所もある。

 アウトフレーム逆梁ノンレールハイサッシを採用しているので、サッシ高は2300ミリ。

 設備仕様も高い。玄関、洗面の床やカウンタートップは御影石や大理石を、フローリング・面材はレオ、ウォールナット、ホワイトアッシの突き板を採用。ルーフバルコニーにはウッドデッキを標準装備している。

 単価も高くグロスも張るだけに早期完売とはいかないかもしれないが、7月から販売開始してすでに半分以上が契約済みだ。

 単価は新価格だが、単に地価上昇に便乗したマンションではないのは間違いない。価値創造マンションとはこのような物件のことをいう。

 

(牧田 司記者 8月31日)

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