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大京とオリックス不の初の共同事業マンション「亀戸」 平井駅から11分、坪単価は220〜230万円 「亀戸レジデンス」完成予想図 |
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大京(田代正明社長)とオリックス不動産(西名弘明社長)は8月28日、両社が2005年に資本提携して以来初の共同事業マンション「亀戸レジデンス」の記者発表会を開いた。 現地は、JR総武線平井駅から徒歩11分、または亀戸駅から徒歩15分の江東区亀戸9丁目の一角で建設中の17階建て総戸数707戸(分譲マンション700戸)の規模で、専有面積は約70〜138平方b。設計・施工は長谷工コーポレーション。竣工は2009年2月の予定。 1期分譲戸数は100戸の予定で、予定価格は4600万円台〜1億3900万円台(最多価格帯 5000万円台)、平均坪単価は220万円〜230万円の予定。9月からモデルルームがオープンされ、10月中旬に抽選の予定。 同物件は、旧中川と亀戸中央公園に隣接する敷地面積2ヘクタールを超える大規模物件で、マンションのほか有料老人ホーム(82室)、保育施設、学童クラブ、クリニックなどの施設が設置される。 発表会の冒頭、大京・栗原清副社長は「企画段階から両社が一緒に取り組んできた第一号プロジェクト。全707戸という規模も当社にとって過去最大規模。両社のノウハウを結合させて成功させたい。エリアナンバー1、オンリー1を目指す。今後も年間数棟は共同してやっていきたい」と挨拶した。 オリックス不動産・岩本栄一専務は「仕入れ・企画段階から共同で取り組んできた第一弾。大京さんの商品企画力や販売力などの圧倒的なパワーと、当社のノウハウを最大限供出して、いい物件を造りたい。これからも可能な限り連続して共同で取り組んでいきたい」と述べた。 非日常≠フサプライズ演出はなし やや期待はずれ 両社が企画段階から共同で取り組んだ初の物件ということで、モデルルーム見学を楽しみにしていたが、ややもの足りなさも感じた。関係者が「エリアナンバー1・オンリー 1 を目指す」「歴史に残るプロジェクト」と力を込めた割には、驚きの演出はなかった。 モデルルームは3タイプ。いずれもオーソドックスなものだった。オリックス不動産がこれまで「勝どき」「お台場」「おおたかの森」「千葉」など一連のマンションで演出してきた非日常≠ヘこの物件では見られなかった。 専有面積が約102平方bのタイプは高級仕様だが、フローリング、建具・面材は思い切って天然木・突き板を採用して欲しかった。本物志向でないと、億ションを購入するような層の満足度には応えられない。 旧中川に面した住棟のプランにももの足りなさを感じた。この住棟は下層階に老人ホームが設置され、9階以上が住戸となっているが、北側は外廊下になっており、せっかくの旧中川の眺望が生かされていない。超高層にすれば、南側と北側の眺望を最大限引き出せたのではないか。 基本性能、平面プラン、設備仕様などについては配布資料だけでは分からない部分も多いが、注目された坪単価はほぼ予想された通りだった。記者は坪230万円と読んでいた。ひょっとすると250万円の挑戦もあるかもと思っていたが、新価格の浸透度がいまひとつの現状ではやむをえないところか。 最寄駅からはやや距離があるが、大きな亀戸中央公園、旧中川など自然環境には恵まれている。価格も妥当だ。ユーザーがどのような反応を見せるか。
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(牧田 司記者 8月29日) |
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