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坪186万円の新価格に見合う価値ある東建「稲毛海浜公園」

「Brillia 稲毛海浜公園」完成予想図

 

 東京建物の「Brillia 稲毛海浜公園」を見学した。

 JR京葉線稲毛海岸駅駅からバス7分徒歩1分の、千葉市美浜区高浜3丁目の一角で建設中の13階建て全190戸の規模だ。専有面積は約68〜103平方メートル。坪単価186万円。設計・施工は鹿島建設。すでに分譲が開始されており、1期65戸が販売済みだ。

 建物外観は、海に近いマンションにふさわしく基壇部から上層階に向かって青のグラデーションを施したガラス手すりと、ホワイトの磁器質タイルを採用。

 住戸プランが優れている。ノンレールサッシを採用してオープンバルコニーと一体利用できるようにし、サニーユーティリティと一体になったビューバスも提案。二重床・二重天井で、リビング天井高は約2.6メートル確保している。手掛けタイプの収納扉、白とグレーが基調の内装カラーリングなどデザインもいい。

 千葉県下でしかもバス便物件ということからすれば、坪単価186万円は突出≠オた新価格だろう。鹿島建設が2年前に分譲したレベルの高い人気物件「千葉マリンコート」210戸は140万円だったし、他社が分譲した駅前マンションは坪単価180万円だった。これらと比べてもかなり高い。

 しかし、新価格に十分見合う商品企画だし、デザイン性、仕様レベルが極めて高いマンションだ。東京建物+鹿島建設+ t.c.k.w&ima のコラボレーションを強調しているマンションだが、現地をみてその意味がよく分かった。

 鹿島の人気物件でも完売まで1年かかっているから、早期完売というわけにはいかないだろうが、レベルの高さはユーザーにも理解されるはずだ。

 

(牧田 司記者 8月17日)

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