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ポラス 増収ながら粗利益率低下で減益

 

 ポラスグループ (大久保浩成代表) は平成19年3月期連結決算を発表した。

 売上高は1124億円(前期比1.4 %増)、経常利益は67億円(同12.7%減)、当期純利益は10億円(同 12.6%減)となった。部門別での売上げ戸数は、戸建て1734戸(5.7%減)、注文住宅534戸(10.2%減)、賃貸住宅168戸(36.5%増)分譲マンション55戸(76.1%減)、合計2491戸(3.7%減)となった。

 減益となったのは粗利益率が前期25%から今期24%へと落ち込んだためで、その原因として主に用地取得費の上昇を同社は挙げている。

 単体企業別では、中央住宅が売上高461億円、経常利益25億円、ポラテックが売上高444億円、経常利益14億円など。

 20年3月期の連結業績予想は売上高1310億円(16.5%増)、経常利益92億円(36.3%増)を見込んでいる。部門別契約戸数は、戸建て2050戸(18.2%増)、注文住宅799戸(49.6%増)、賃貸住宅270戸(60.7%増)分譲マンション80 戸(45.5%増)、合計3199戸(28.4%増)を見込んでいる。

 大久保代表は前期決算と今期決算の見通しなどについて、「顧客の幅広いニーズに応えるため商品構成、価格帯の幅を広げていく。上場会社より低い金利で資金調達できているのが当社の強み。後半の市場は厳しくなりそうだが、みんながんばろうといっている」と語った。

 

(牧田 司記者 8月7日)

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