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日本初の「大学」「オフィス」「ホテル」の産学連携街づくり

芝浦工大跡地開発が本格着工 

「芝浦三丁目再開発プロジェクト」完成予想図(左からホテル、オフィスビル、大学棟)

 

 芝浦工業大学キャンパス跡地の再開発計画「芝浦三丁目再開発プロジェクト」が本格着工されるのに際して7月5日、関係者らが記者発表会を開いた。

 同プロジェクトは、芝浦工業大学の豊洲移転(2006年4月)に伴い、芝浦校舎跡地を芝浦工業大学(長友隆男理事長)、新日鉄都市開発(正賀晃社長)、日本土地建物(中島久彰社長)、阪急インベストメント・パートナーズ(杤尾泰夫社長)が共同で開発し、戸田建設(井上舜三社長)が事業全体のコーディネートを担当するもの。

 同プロジェクトは2005年、同大学が事業パートナー募集を実施、提案のあった7グループのうち新日鉄都市開発、日本土地建物、戸田建設のグループが事業パートナーとして選定され、同年11月、事業者4者は「芝浦キャンパスまちづくり協議会」を発足させ再開発がスタートした。

 敷地は、JR田町駅から徒歩2分に立地。「歴史の伝承と新しい知の創造」をコンセプトに、「大学」「オフィス」「ホテル」というわが国初の産学連携の街づくりを進める。本格着工に伴い、タウンネーミングを「芝浦 RENASITE (ルネサイト)」と決定した。

    

左から大学棟、オフィスビル、ホテル(完成予想図) 

 プロジェクトは、全体面積約7600平方bの約40%を緑地とし、建物の外観も統一感を持たせる。

 街区は3つに分け、駅前通に面したA街区(約2600平方b)は芝浦工業大学が土地所有を継続し、地上9階建て延べ床面積約1万26000平方bの新キャンパスを建設する。

 B街区(約3200平方b)は、新日鉄都市開発と日本土地建物が開発し、19階建て延べ床面積約2万7300平方bのオフィスビルを建設する。

 C街区(約1700平方b)は、阪急インベストメント・パートナーズが組成するSPCが開発し、11階建て全216室のホテルを建設。藤田観光が運営を行う。  

 3街区を合わせ約4万6000平方bの街となる。街開きは2009年4月。

記者発表に臨んだ前列左から新日鉄都市開発・正賀晃社長、芝浦工業大学・長友隆男理事長、日本土地建物・中島久彰社長、後列左から戸田建設・加藤久郎会長、阪急インベストメント・パートナーズ(杤尾泰夫社長)

 

(牧田 司記者 7月5日)

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