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多摩NT・諏訪2丁目住宅640戸の建て替え

東京建物が事業協力者に選定される

 

全国で最大規模の一括建て替えに

 東京建物(畑中誠社長)は5月21日、東京都多摩市の多摩ニュータウン内にある「諏訪2丁目住宅」640戸の建て替えに関し、前日行われた同住宅の管理組合通常総会で建て替え事業協力者に選定されたと発表した。

 多摩ニューウン内での分譲住宅の建て替えは今回が初めてで、一括の建て替えとしては全国で最大規模となる。

 諏訪2丁目住宅は、多摩ニュータウン内でもっとも早い昭和46年に入居開始。小田急線「小田急永山」駅、京王多摩線「京王永山」駅から徒歩5〜6分の約6.4ヘクタールに5階建ての分譲マンション23棟・640戸で構成されている。近年、建物・設備の老朽化、エレベーターが設置されていない、空家の増加、住民の高齢化など種々の問題が生じていた。

 建て替えに当たって同社は、平成14年施行のマンション建て替え円滑法(組合施行)に基づく事業スキームを基本とし、全員同意の事業推進を目指す。また、住宅建設に当たり、現在の余剰容積を活用する方法により現戸数以上の住宅数を建設し、増加した住戸については同社が取得し一般分譲する予定。

 同社の提案内容としては、@豊かな自然に恵まれた住環境を維持しつつ、バリアフリーや防犯・防災に配慮した「安心・安全で子供や高齢者に優しく、機能性の高い」高付加価値マンションの実現A「夢のマイホーム」の代名詞であった多摩ニュータウン・諏訪2丁目住宅の活気に満ちた「街」・コミュニティのルネッサンスB建て替え期間中や入居後において、高齢者や体の不自由な方々が安心して暮らせるようなソフト面での工夫−?などを上げている。

 同社は昨年、多摩ニュータウン内でBrillia多摩センター(530戸)を早期に完売した実績もある。

 

(牧田 司記者 5月22日)

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