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日曜ブロック ケンコーポレーションが4連覇

旭化成リフォームは初優勝ならず

田邊監督を胴上げするケンコーポナイン

 ケンコーポレーションが4連覇――第17回日本不動産野球連盟(略称・RBA、主催・第三企画)軟式野球大会日曜ブロック決勝戦が4月12日、東京ドームで行われ、ケンコーポレーションが10−1で旭化成リフォームを下し、4年連続優勝を飾った。ケンのエース・庄司が完投、工藤が先制打を含む2安打を放った。旭化成リフォームは肝心なところでミスを連発、自滅した。44歳のエース・藤森の自責点は1のみだった。

1 2 3 4 5 6 7   R
旭化成リフォーム 0 0 0      
ケンコーポレーション 0       10
(5回時間切れ)
  • 旭化成リフォーム
         00100|1
         0406X|10
    ケンコーポレーション
       (5回時間切れ)
  • 旭化成 打安点
    H吉 野 2 0 0
    打山本影1 0 0
    E中 林 2 0 0
    G山本明2 0 0
    D金 子 2 0 0
    F江 上 2 1 0
    DH岩 崎2 1 0
    B大 西 2 0 0
    C福 田 1 0 0
    A根 本 2 1 1
    球振犠
    1 5 0  18 3 1
    …………………
    ケ ン  打安点
    G尾 関2 0 0
    E朝 日0 0 1
    @庄 司3 0 0
    D渡 辺3 0 0
    F 笠  3 1 0
    7石 原 0 0 0
    B工 藤3 2 1
    H中 村0 0 0
    9藤 井 0 0 0
    A金 子1 1 2
    C大 原3 1 2
    球振犠
    7 3 2 18 5 6
    ……………………
    投 手回安振球責
    藤 森 4 5 3 7 1
    ……………………
    庄 司 5 3 5 1 1
    3塁打 根本 2塁
  • 打 工藤 金子

 

ケン工藤が先制打 下位打線が活躍

庄司は余裕の完投

 ケンは2回、この回先頭の5番・笠が中堅前安打を放ち、続く工藤の左中間2塁打でまず1点先制。その後、四球と敵失から2死満塁とチャンスを広げ、 2番・朝日の押し出しで 1点追加。さらに4番・庄司の痛烈な中堅への打球を中堅手が落球、2点を加えこの回 一挙4点をもぎ取った。

 4回には、この回先頭の1番・尾関と2番・朝日が連続四球を選び、重盗と暴投で2、3塁とした後、庄司のショートゴロエラーで2点を挙げた。さらに工藤、8番・金子、9番・大原の長単打で4点を加点して試合を決めた。

 金子、大原がそれぞれ2打点の活躍。

 エース・庄司は1失点したが、余裕の完投。野手も無失策で盛り立てた。

 ケンは4年連続の日曜ブロック優勝を決めた。

旭化成リフォーム藤森投手 自責点は1

 4点を追う旭化成リフォームは3回、この回先頭の8番・福田が四球で出塁、続く根本が右翼越え3塁打で1点を返したが、後続が続かずこの回1点どまり。その後は庄司に抑えられた。

 藤森投手は打たれた安打は4本だが、7四球とやや制球を乱した。野手も5失策を犯し、失点を重ねた。

○田邊監督 みんな自分の役割を果たしてくれた。最初はドキドキしたが、ミスもなく、よく頑張ってくれた

○工藤 ドームではここ2年間打ててなかったので、とても嬉しい。(先制打は)抜けるとは思わなかったが…

○庄司 私の一人相撲で負けた昨年の反省から、みんなの力を信じて投げた。みんなのお陰

○金子 2アウトだったので、思い切って打った(4回、ワンバウンドでスタンドインの2塁打を放ち2打点を挙げて)。打順を上げて欲しい

●辻野監督 悪いところが全部出ちゃった。これが実力。藤森はよく投げてくれたが、ゲーム感が戻っていなかったのか、制球を乱していた。それにしてもよく飛びますね(今年から公式ボールが変更になって)

●平居社長 面白かった。練習不足で浮き足立っていたが、強いチームと当たっても通用することが分かった。いいチームになる。今シーズンが楽しみ

●根本 ボールが良く見えた(今季初安打が3塁打となりチーム唯一の打点を挙げて)

●藤森 こんなもんです

●大西 (藤森投手は)球の走りもキレもよかった。みんなで足を引っ張ってしまった。申し訳ない

●堀井氏(元旭化成ホームズ監督) リフォームもいいチームになったが、まだまだ(強いチームと)勝負できる力がついていない(福岡出張の帰りからそのまま応援に駆けつけ。終電に間に合わないと0時過ぎに球場を後にした)

間違いなく飛ぶ新球

 平成18年度から軟式野球の公式ボールが変更となったが、間違いなくよく飛ぶことがこの試合でも実証された。4回、ケン・金子が放った左翼越えエンタイトル2塁打を始め、ケン・工藤の左中間2塁打、旭化成リフォーム・根本の右翼越え3塁打などは従来なら単打か平凡な飛球になっていたと思われる。このほか、外野フライとなったが、金子、渡辺らも大飛球を飛ばした。

 広い東京ドームですら大飛球となるのだから、神宮やサンケイ、大宮グラウンドではホームランの量産が見られそうだ。

観戦するケンコーポ・田中社長(右手前)ら幹部

戦況を見つめるケン田邊監督

ケン工藤選手

ケン金子選手

   

新婚ほやほやのケン笠・加地夫妻。笠選手に夫婦仲を聞いたら「僕は、いつも送りバント」(加地さんは横浜支店長)

ケン庄司投手

旭化成・藤森投手