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東急リバブル 9年振り4度目優勝

猪股2安打完封 岡住先制の2塁打

旭化成ホームズ完敗 2連覇逸す


1 2 3 4 5 6 7 R
旭化成ホームズ 0 0 0 0 0 0 0 0
東急リバブル 2 0 0 0 0 0 2
勝利に沸く東急リバブルナイン

勝利に沸く東急リバブルナイン

RBA野球水曜日ブロックは11月1日、 東京ドームで午後5時20分から東急リバブル−旭化成ホームズの決勝戦が行われ、 東急リバブルが2−0で旭化成ホームズを破り、 9年ぶり4度目の優勝を飾った。猪股投手が2安打完封。 主砲・岡住が先制の決勝打を放った。 旭化成ホームズは完敗。2連覇を逸した。 守備にミスが出たほか、自慢の打線も沈黙した。 東急リバブルは、日曜ブロック決勝戦、 ケンコーポ−旭化成リフォームの勝者と東京ドームで総合優勝を争う。

東急リバブル・猪股 完璧ピッチング 野手陣もノーミスで援護

旭化成 先発・常田打たれる 鉄壁の守備も乱れる

東急リバブルが、王者・旭化成を破り、実に9年ぶり4度目の水曜ブロック優勝を決めた。 猪股投手が完璧のピッチングで強打の旭化成打線を2安打に封じだ。 打線では岡住、康原、山田らの主軸が活躍、守備もノーミスで猪股を盛り立てた。 旭化成は完敗。先発の常田が先制点を許し、鉄壁の守備陣に痛いミスが出て1点を失った。

リバブルは初回、先頭の山田がいきなり左翼前安打を放ち、 2死後、主砲・岡住が左中間2塁打で1点先制。 続く康原のショートゴロエラーの間に岡住も生還してこの回2点をもぎ取った。

その後は、旭化成の2番手・平山、3番手・今野に抑えられたが、完璧の守りで逃げ切った。

猪股が完璧のピッチングで旭化成を封じた。

ピンチはあった。2回、この回先頭の旭化成・松島が左中間2塁打を放ったが、 そのあとを3者凡退に討ち取った。

4回には、女房役の山田がピンチを救った。 1死から3番・渡辺を歩かせたが、盗塁を刺した。 リバブルナインも旭化成ナインも、「あれが試合の趨勢を決めた」というプレーだった。

打線も岡住のあとを打った康原が2本の2塁打を放ち、旭化成の度胆を抜いた。 得点にはならなかったが、チームを勢いづけるに十分な打撃だった。

康原は、名門PL学園から亜細亜大を経て河合楽器に入社。 東京ドームには都市対抗で過去7度も出場、4年前の大会では優勝にも貢献している。 今年、リバブルに入社、それほど目立った活躍はしていなかったが、 さすが大舞台で力を発揮した。

旭化成は、唯一といえる必敗パターンで敗れた。

先発の常田が先取点を許し、あれよあれよという間に追い込まれていった 自慢の守備陣もまさかのミスをして失点した。

今大会、いいところで活躍していた宮本は3打席凡退した悔しさか、 猪股投手を「普通の投手」と評したが、その普通の投手に2安打しか放てなかった。

追い込まれると、打てないという打線の脆さをこの試合では露呈してしまった。

先発の常田起用が果たしてどうだったかという声もありそうだが、 誰が監督でも常田を先発させたに違いない。 これまでチームを引っ張ってきたのが常田だったからだ 仮に失点しても、取り返せるという自信はナインにあったはずだ。

2番手で登板した平山投手も「先発は難しい」と、先輩の常田をかばった。

史上最強のチーム≠ニ自ら評していた鈴木監督は完敗を認めた。

記者は、リバブルが勝てるとすれば、先発の常田から先取点を奪い、 相手を慌てさせる以外ないと読んでいたが、結果はその通りになった。
試合結果
驕れる平家は久しからず=B旭化成に驕りがあったわけではないだろうが、 どこかスキがあったのだろう。今回の敗戦はチームにとっていい薬になったはずだ。

○大槻監督 2年前からチーム再建に取り組んできた成果がこんな形で実現できてうれしい。 旭化成さんには全然勝てなくて、どうして勝てないのか、 どうしたら勝てるか選手一人ひとりがテーマを持って取り組んできた。 100%の力が発揮できたと思う。旭化成さんにも感謝している

○猪股 入社5年目で初めての優勝。いい緊張感の中で投げられた。 (完封は)全然考えていなかった。3点は取られるのではないかと考えていた (この日までは家族が病気とかで、ほとんど練習もしていなかったとか)

○岡住 3の1ですから…。最後は1発を狙った (今期絶好調。さすが4番の打撃で勝利を手繰り寄せた)

○康原 ナインに宅建を取れ≠ニいうヤジで硬さが取れた

○山田 安打より、盗塁を刺したのがうれしい。猪股は調子がよかった

●鈴木監督 いやぁー、展開ですね。相手の投手がよかったし、 うちはチャンスがつくれなかった。ミスも出たし、相手はノーミス。来年出直しです

●平山 先発は難しいもんです。初回、みんな凡フライをあげたのも、試合展開に影響したかも

●山本 常田の良さをいかしきれなかった ---- 。 (今シーズンを振り返って)チーム 全体 の底上げは徐々に出来つつある

●斉藤 しょうがない。打てなかった(今日は出番なし)

●北寒寺 いろいろあって…(途中出場も、美技を披露)

●堀井部長(元監督) 完敗です。相手はいいピッチャーだった
リバブル歴代監督、先輩も感激
茂木、春原、大内、鴨志田、舟積の各氏

左から茂木、春原、大内、鴨志田、舟積の各氏

この日、東急リバブルの歴代の監督、武部氏と舟積氏と、かつての主力選手、 春原氏、大見氏、大内氏、鴨志田氏なども応援に駆けつけた。 9年ぶりの優勝にみんな感激していた。

○武部 ナイスゲーム。守備がよく、安定感があった。 私が監督をしたのは第1回から4回ぐらいまで。優勝は出来なかったが…。

○舟積 こういうパターンしか勝てないという展開。 10年ぶり(9年ぶりの勘違い)の優勝がとても嬉しい。 うちはドームに強いんです。ドームが勝たせてくれた

○春原 チーム再建に取り組んできた選手に感謝。 旭化成に勝ったのだから価値がある

○大内 いいチーム。嬉しかった。総合も勝って欲しい

○鴨志田 10年前と比べレベルが上がっている。感動しました

リバブルの主砲だった大見氏

リバブルの主砲だった大見氏
「3人目の子供です。もう、打ち止め」
(12月24日の誕生日で2歳になる
花凛ちゃんと)

応援でもハッスル リバブル・岡住選手

応援でもハッスル
リバブル・岡住選手

強打の旭化成を2安打完封した東急リバブル・猪股投手

強打の旭化成を2安打完封した東急リバブル・猪股投手

リバブル・大槻監督

旭化成ホームズ・鈴木監督

旭化成ホームズ・鈴木監督

旭化成・常田投手

旭化成・常田投手

山田選手と山田ファン?

リバブルナイン

リバブルナイン