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東急リバブル  4 年ぶりドーム決勝へ

オークラヤ住宅 逆転勝ちで 4 強入り

RBA野球大会は 21 日、神宮外苑で水曜ブロック準決勝戦・東急リバブル−住友林業と、 準々決勝戦・オークラヤ住宅−三菱信不動産販売の 2 試合が行われた。 準決勝戦は東急リバブルが2−0で完封勝ち。4年ぶり東京ドーム進出を決めた。 準々決勝戦はオークラヤ住宅が6−5で逆転勝ち。旭化成ホームズと準決勝で戦う。

リバブル猪股完封勝ち 名古屋が決勝打

住友林業エース柴田無念 力尽く


1 2 3 4 5 6 7 R
東急リバブル 0 0 0 0 2 0 0 2
住友林業 0 0 0 0 0 0 0 0
試合結果
東急リバブルがワンチャンスをものにし逃げ切り。 猪股投手が4安打完封。住友林業はエース・柴田がいつもの出来になく惜敗。

0−0の投手戦で迎えた5回、東急リバブルは1死から7番・武藤がチーム初安打を放ち、 暴投で2進、続く名古屋の内野安打の間に生還。 さらに2死後、1番・山田の3塁ゴロエラーで名古屋も還り1点を追加した。

先発の猪股は4安打無四球完封。冷静なピッチングが光った。野手陣も無失策で援護した。

住友林業は、リバブルの3安打を上回る4安打を放ち、4度得点圏に走者を送ったが、 あと1本が出なかった。惜しまれるのは3回。1死から9番・宮川が中堅越え3塁打を放ち、 次打者のとき、猪股が暴投したにもかかわらず本塁を陥れられなかった。

柴田投手は、先週のリスト戦で延長10回を投げきっている疲れと肩痛から本調子を欠いた。

○大槻監督 今年のテーマだった、相手チームがどこであろうと自分たちの試合をやろうということができた。 集中力でワンチャンスをものにしたし、猪股は無四球、野手はノーエラー。 どうしたら勝てるかがナインに浸透してきた

○猪股 調子は普通。僕は本来は野手なので(と淡々)

○名古屋 追い込まれていたので、何とか粘って打てた(決勝打を放って)

○岡住 今年は2番の古屋がいい。出塁率は6割ぐらい。だから僕の打点が増えた。 僕の打率は3割ちょっとじゃないですか

○塚原さん 応援は3年ぶりです。 (岡住はよく打つが)私は岡住が打てなくなってきたというイメージしかないので (第1回から12回までの名物マネージャー)

●坂東監督 柴田は肩が痛くて本調子じゃなかった。 来年は早稲田大の野球部から3〜4人入る予定なので、もっと強くなる

●内田 相手の情報はみんな入っている。3点取れば勝てる(と試合前)

●柴田 肩が痛くって。燃え尽きた

●近藤 最初に打たなきゃならなかった(最終回に安打を放ったが、初回の好機に打てず)

●鈴木 もう今年で引退しようと考えているんですが、そうしたら転勤させる≠ニいわれたので また来年もやります(元ロッテのリスト倉持コーチが絶賛した捕手で、今大会のチーム首位打者)
勝利したリバブルナイン

勝利したリバブルナイン

塚原さん
敗れた住林・坂東監督は「そうそう、あの女性の声に負けた」と、 言わしめたリバブルの元マネージャー塚原さん。 1回大会から12回大会まで毎試合試合顔を出し、キンキン耳に響く大きな声でナインを叱咤激励した。 気勢をそがれた相手からは「あの声は違反じゃないか」という声も聞かれたことがある。
味方の岡住選手が「私もうるさいと感じることがあった」と口をすべらせた途端、 「振りもしない岡住の三振(この日見逃し三振が一つ)なんか見たくないよ」と一喝。
結婚が決まったリバブルマネージャーの小坂さんを祝って

結婚する事が決まったリバブルマネージャーの小坂さん(左から2人目)を祝って

リバブルの反省会 山田、名古屋、武藤選手

リバブルの反省会(右から山田、名古屋、武藤選手)

住友林業ナイン

来年は強くなるぞ(住友林業ナイン)

オークラヤ住宅ラッキー 勝ち拾う

三菱信不動産販売あと一人で痛い失策


1 2 3 4 5 6 7 R
オークラヤ住宅 2 0 0 1 0 3 6
三菱信不動産販売 0 1 1 0 3 0 5
(時間切れ)
試合結果
シーソーゲームをオークラヤ住宅が制し、4強入りを果たした。 三菱信不動産販売はあと一歩のところで守備が破綻して惜敗。

オークラヤ住宅は初回、制球が定まらない三菱信のエース・石本から4連続四死球でまず1点。 さらに6番・小森の犠飛で1点追加。同点にされた4回には敵失で1点を奪い再びリードした。 逆転された6回には、小森の2塁打と2つの四死球で1死満塁とし、 1番・林の内野安打で1点を返し、2死後から敵失で2走者が還り逆転。

三菱信不動産販売は2回、7番・坂口、8番・跡部の長短打で1点を返し、 3回には1番・石本の本塁打で同点に。逆転された5回には、石本の安打をきっかけに、 3番・山田、4番・山内の連続3塁打と5番・中井の安打で3点を上げ逆転。 そのまま逃げ切るかに思えたが、勝利目前で野手陣が金縛り、大魚を逃した。

放った安打は 1 本塁打と3本の長打を含め8本で、オークラヤの3本を上回ったが、 肝心なところでミスが出た。

石本投手は3安打に抑えたが、 11 四死球を乱発。 2 つの失策もことごとく失点につながった。

○松尾監督 いやっー、ラッキー。負けている試合だった。小森があれだけ打たれたのに。 次(旭化成ホームズ戦)は三菱さんの分も頑張る

●山内監督 ナイスゲーム。石本のお陰でここまでこれた。 来年はもう一つ上を目指そう(と反省会で)

●石本 クソッ、フォアボール、フォアボールが…。初回、集中力を欠いてしまった

●跡部 今大会6試合に出て初めて2安打をまとめて打った

今大会を盛り上げたがんばれベアーズ℃O菱信

16回大会までの勝敗は 1 0勝 2 7敗。勝率わずか .270 。 出ると負け∞がんばれベアーズ<`ーム、三菱信不動産販売が強豪と互角に戦える戦力が整ってきたことを、 この日の試合でも証明した。

負けはしたが強豪のオークラヤ住宅と互角の戦いをした。好投手・小森を攻略した。 今大会をもっとも盛り上げたチームの一つだ。 初戦は日神不動産に9−2、2回戦はナイスに10−4でそれぞれコールド勝ち。 3回戦は王者・旭化成ホームズに1−5と完敗したが、敗者復活戦で日神不動産を再び5−2で下し、 大会参加 16 回目にして初の決勝トーナメント進出を決めた。 決勝トーナメント初戦では予選3連勝で勝ち上がってきたジョイント・コーポレーションを9−6で下した。

6試合の合計得点が39点。イニング数は32回だから、9回戦に換算すると1試合11点になる。 王者・旭化成ホームズの 14 点に迫っている。

躍進の原動力はなんといっても石本投手を始めとする若手だ。 42歳の山内監督兼野手と38歳の田添を除くレギュラーはみんな20歳代。 高齢化が進む他のチームと対照的だ。

まだまだ粗さはあるが、勢いはどこにも負けない。足りないのは勝負に対する執念、ガッツだ。 この日も4番としてチーム唯一の盗塁を決め、一度は逆転の3塁打を放った山内監督自らがその見本を示した。 がんばれベアーズ℃梠縺A先頭打者としてチームを一人で引っ張ってきた田添は、 チームが得た 3 四球のうち 2 つを得た。各選手はこのベテラン 2 人の頑張りに刺激を受けたはずだ。

山内監督は、「来年は若手中心のAチームと、ベテランのBチームの 2 チームにして参加する」 と宣言した。女子マネージャーの武井さんは「私、本当に嬉しい。 昨日も夜中までボールを磨いていたんです」と、ここまでこられたことを率直に喜んだ。

三菱信不動産販売は 10 月 1 日、「UFJ住宅販売」と合併することによって、 流通大手の一角に浮上する。社名は「三菱UFJ不動産販売」に変わる。

来期は「仕事も野球も」の三菱UFJ不動産販売に期待したい。
勝利したオークラヤ住宅ナイン

勝利したオークラヤ住宅ナイン

三菱信の女性マネージャー武井さんと青木選手

三菱信の女性マネージャー武井さんと青木選手

一度は逆転して沸く三菱信ナイン

一度は逆転して沸く三菱信ナイン