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ベスト4へ住友林業、旭化成ホームズ、東急リバブル
RBA野球は14日、神宮外苑で準々決勝3試合が行われた。 昨年の覇者・旭化成ホームズは三井不動産販売リアルプランに完封勝ちしたほか、 昨年4強の住友林業が昨年準優勝のリストを延長10回の末下し、 昨年4強の東急リバブルは大和ハウス工業に快勝した。 行われる予定だった三菱信不動産販売−オークラヤ住宅は、 オークラヤ住宅の事情により延期された。

死闘 10 回 住友林業が制す

リスト 継投決まらず惜敗


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
住友林業 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 4
リスト 0 0 0 1 0 0 0 1 1 0 3
(延長サドンデス)
住友林業が延長10回の末、昨年の準優勝チーム・リストを4−3で下し、 ベスト4進出を決めた。リストはあと一歩のところで勝利を逃した。

試合は住林・柴田、リスト・佐藤の両エースの息詰まる投手戦で始まった。 1点を追う住林は最終回、この回から代わったリスト・杉山投手を攻め、 2番・久保田から3番・鈴木、4番・近藤、5番・吉村まで5連打を放ち同点に追いついた。 しかし、その後の無死満塁の好機を生かせず、試合は延長戦に。

延長戦(1死満塁で攻防)では8回、9回とも1点ずつとりあいケリがつかなかったが、 10回、住林は3番・鈴木の犠飛で1点を奪い、その裏のリストを0点に抑え逃げ切った。

柴田投手は7回まで1失点したが、味方の失策がらみの失点で、自責点は0。 わずか1安打に抑え10回を投げきった。

リストは4回、この回先頭の木村が敵失と暴投、外野飛球で3進したあと、 4番・杉山の犠飛で貴重な先取点を奪った。 その後は、攻略の糸口がつかめず5回以降は7回まで三者凡退に討ち取られた。 延長8回には、3番・海藤のこの試合2本目の安打で同点に、 9回にはまたも海藤の四球で同点に追いついたが、10回には海藤、杉山が凡退してジ・エンド。 柴田投手に完璧に抑えられた。

先発の佐藤投手は6回まで許した安打は2本、4回から6回までは三者凡退に抑えていたが、 7回から登板した杉山が痛打を浴びた。

〇坂東監督 次はリバブル? 最近は対戦していないので…よく分からないが、 先発はもちろん柴田

〇宮川 柴田さまさま

〇吉村 僕が同点打を放ったんです(と、自画自賛)

●伊東監督 後攻めなので有利かと思ったが…打てなかった。相手のピッチャーがすごい

●元ロッテ・倉持コーチ 僕は現役を退いた22年前から、代々木の軟式チームを作り、 国体を目指して15年間采配をふるってきた。都大会の準決勝まで進んだのが最高の成績。 リストは若い人材も入ったので、これから強くなる

●海藤 傷口に塩をすり込むようなことをしないで。 相当ショックを受けているんだから(と、コメント拒否。 初回、1死1塁から右翼前に快打を放ったが、やや気を抜いたか右翼ゴロに倒れ、 8回、9回とも同点に追いつく打点を放ちながら、10回に三振したのがよほどこたえている様子だった。 しかし、今大会は絶好調で、毎試合のように安打を放ち、チームを引っ張った)

勝つには勝ったが…住林の課題

住林は勝つには勝ったが、拙攻も目立った。 いくつか列挙すると@初回、1死から野口が3塁打を放ったが、 続く3番の鈴木とのサインミスで野口が飛び出し憤死 A同点に追いついた7回には無死満塁の好機を生かせず B延長8回、1点を取ったあと、暴投でらくらく1点追加と思われるシーンで3塁走者が動かず C延長8回、久保田のファウルグラウンドからインフィールドに転がる打球にも3塁者の反応が悪く本塁憤死 ――など。このうちの一つでも得点できていればもっと楽な戦いができたはずだ。 暴投で捕手が球をそらした瞬間を狙って 3 塁走者が生還した旭化成ホームズと対照的だった。
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好投した住林 柴田投手

好投した住林・柴田投手

一度は杉山の犠飛でリードしたリスト

一度は杉山の犠飛でリードしたリストだったが…

6回まで好投したリスト 佐藤投手

6回まで好投したリスト・佐藤投手

住林の勝利の瞬間

住林の勝利の瞬間
マスクは、元ロッテ・倉持コーチも 「ベストバッテリー」と絶賛した 鈴木捕手

リバブル・猪股ノーヒットピッチング

大和ハウスは完封逃れやっと


1 2 3 4 5 6 7 R
東急リバブル 0 0 3 0 1 1 2 7
大和ハウス工業 0 0 0 0 0 0 1 1
東急リバブルが猪股の好投と主軸の活躍で快勝。 大和ハウス工業はノーヒット・ノーランをのがれるのがやっと。

0−0で迎えた3回、リバブルは敵失と安打で得た1死1、3塁の好機に、 3番・三ケ島が右翼越え3ラン。5回には7番・武藤の犠飛で1点追加。 6回には4番・岡住の押し出し四球で1点、 さらに7日にも2番・古屋の猛打賞となる2点適時打で突き放した。

今大会初先発の猪股は6回までノーヒットピッチング。 7回、先頭打者を四球で歩かせ、暴投と盗塁で3進を許し、 次打者の犠飛で1失点しノーヒット・ノーランを逃した。 結局、7回まで無安打に抑え、許した走者は四死球の4走者のみの快投。

大和ハウスは、手も足も出ず。ノーヒット・ノーランを逃れるのがやっと。 3回、凡ミスから先頭打者を出し、その後、3ランを浴びたのが痛かった。

〇大槻監督 快勝≠ニ書かないで…。みんなの慢心が怖い 住林とは最近やったことがないのでデータは全くない。

〇岡住( 36 ) 今日は結婚した名古屋のためにみんな頑張った。 僕を含め先発の 5 人が独身。投げなくていいのはラク。 僕の後ろに康原がいてくれるのも心強い(と、いつになくご機嫌。 この日も3塁打のほか 3 四球を選び出塁率 10 割の活躍)

〇名古屋( 29 ) 入籍は 7 月に済ませました。結婚式は来月です

●大原監督 打てなかった。来年は守備も含めて頑張る

●山本 全く打てなかった(前試合の積水ハウス戦では 3 打点の活躍だったが)
7回を無安打に抑えたリバブル 猪俣投手

7回を無安打に抑えた
リバブル・猪俣投手

7勝3ランを放ったリバブル 三ケ島選手

決勝3ランを放った
リバブル・三ケ島選手

リバブル・名古屋選手

王者・旭化成ホームズ 貫禄勝ち

リアルプラン完敗(乾杯? )いい夏だった


1 2 3 4 5 6 7 R
旭化成ホームズ 2 0 4 2 0 8
三井不動産販売
リアルプラン
0 0 0 0 0 0
(時間切れ)
王者・旭化成ホームズが 今大会初の決勝トーナメント進出を果たした三井不動産販売リアルプランに堂々の横綱野球。 リアルプランは王者と戦えることを喜んでいるようで、舞い上がっていた。

旭化成は初回、いきなり先頭の三好、2番・杵島が連打、続く3番・野国が四球で満塁とし、 4番・宮本は倒れたが、5番・渡辺の死球で1点先制、なおも暴投で1点追加。 3回には 4 四球に 8 番・山本の犠飛、 9 番・小林の適時打などで 4 点を奪い試合を決めた。 4回にも 4 番・渡辺と山本の適時打で 2 点を加点して突き放した。

先発・今野が 4 回を 1 安打 4 奪三振、その後を平山が継いで完封勝ち。

リアルプランの先発は、これまで先発していた志保沢ではなく原。四球から走者をため痛打を浴びた。 3 回途中から志保沢が登板したが、流れを変えられなかった。

〇今野 気持ちよく投げられた。次? 先発は僕じゃないんじゃないですか

●吉田監督 相手は野球がうまい。でも強いチームと当たって自信がついた。 来年はよりパワーアップしたい。いい夏だった
旭化成の女性応援団

旭化成の女性応援団

旭化成 今野投手

旭化成・今野投手

リアルプラン応援団の可愛い犬

秋田犬かブルドッグのような相手じゃ「カナワン」
(といいたそうなリアルプラン応援団の可愛い犬)

健闘したリアルプランのナイン

健闘したリアルプランのナイン