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7月3日(日) 日曜日ブロック試合結果

ケンコーポ、三井不動産、旭化成などが勝ち上がる

テーオーシー、リパークは大敗。復帰戦飾れず

ケンコーポレーションがトーシンに延長サヨナラ勝ち――RBA野球大会が3日開幕、 日曜ブロック7試合が神宮外苑野球場で行われた。 開幕屈指の好カード、ケンコーポ−トーシンは、延長の末、ケンコーポが4−3でトーシンを下した。 リクルートコスモス北関東−三井不動産は、三井が3−2で接戦を制した。 12 年ぶりに復帰したリパークは0−21で旭化成リフォームに大敗。 2年ぶり復帰のテーオーシーも0−16でミサワホームにコールド負け。 3年ぶり復帰の三井不動産販売はサンケイビルに不戦勝。 この他三菱地所、リクルートコスモス本社、平和不動産が勝ち上がった。 敗れた各チームは敗者復活戦に回る。

ケーンコーポ・庄司 投打に活躍

トーシンは序盤の好機生かせず


1 2 3 4 5 6 7 R
トーシン 0 1 2 0 0 0 0 0 3
ケン・コーポレーション 0 0 0 1 0 2 0 1X 4
(延長サドンデス)
試合結果

ケンコーポが延長サドンデス(一死満塁で攻防)を制しサヨナラ勝ち。 3−3の同点で向かえた8回裏、先頭の庄司が左翼を深々と破る安打で大原が生還。激戦を制した。

先制したのはトーシン。2回、敵失でまず1点。3回には新人・早田の適時3塁打で2点追加。 3−0とリードを奪った。

対するケンコーポは4回裏、この回先頭の庄司が左翼線を深々と破る特大3塁打を放ち、 続く渡辺の3塁ゴロで庄司は本塁封殺されたが、次打者・笠の適時打で渡辺が還り1点。 6回には、無死から庄司、渡辺が連打し、一死2、3塁から工藤の幸運な投手内野安打と敵失で同点に追いついた。

先発の中村は4回を3失点でしのぎ、4回から登板した庄司がトーシン打線を封じた。

トーシンは、先発の中村を攻め3点を奪ったが、1回の一死1、2塁、2回の1死1、2塁、 4回の無死1、2塁の好機を生かせなかったのが痛かった。 長谷川投手は好投したが、6回は不運な安打と自らの失策に泣いた。

○田辺監督「中村がよく投げた。継投は最初から考えていた。30歳代がよく頑張った」

○庄司「球場ならスタンドインしていたかも。100メートルは飛んだかもしれない」 (と、特大の2発について)

○笠「僕も含め30代が活躍した。綱島はもういらない」(この日、欠場した綱島にきつい一発)

●齋藤監督「庄司はすごい」と脱帽

査定試合? それとも女性応援団に硬くなったトーシン?
水曜日に行われる不動産健保大会に出場するため水曜ブロックから日曜ブロックに移ったトーシンは ほぼベストメンバー。佐藤社長も応援に駆けつけ、 「活躍した選手は、7月のボーナス査定に若干だが配慮する」と激励。 ナインも序盤こそいいところを見せたが、やや力みが目立った。

●佐藤社長「僕の応援というよりは、久々の女性の応援でいいところを見せようと思ったのでしょう。いい試合だった」
 
>特大サヨナラ打を放ったケン 庄司

特大サヨナラ打を放ったケン・庄司

トーシ 佐藤社長(中央)と齊藤監督(左)

応援に駆けつけたトーシン・佐藤社長(中央)。左は齊藤監督

 
肩痛こらえ三井・木下投手が奮投

北関東惜敗 加藤投手の奮闘報われず


1 2 3 4 5 6 7 R
リクルートコスモス北関東 0 1 0 0 1 0 0 2
三井不動産 0 1 0 1 1 0 X 3
三井不動産が接戦を制す

1点先制を許した三井は2回裏、大町の適時打で同点。 4回にも大町の左翼越え本塁打で1点リード。 同点に追いつかれた5回裏には、この回先頭の肥田が中堅越え2塁打を放ち、 2死後、木下の安打で肥田が生還。貴重な1点をもぎ取った。

木下投手は肩痛から投球ごとに顔をゆがめる苦しい投球が続いたが、 要所では快速球を投げ込む奮投≠ヤりを見せた。

北関東は2回、西の適時打で1点先制。 1点リードを許した五回には敵失で同点に追いついたが、 その後は三井・木下投手の力投に封じられた。加藤投手の奮闘報われず。

○大町監督「木下がナイスピッチング。僕の本塁打はまぐれ」

○木下投手「肩は大丈夫。北京(RBA遠征)に行きたい」

● 内山監督「完敗。後輩(慶大)バッテリーにやられた」 (三井・木下投手と工藤捕手は同じ慶大出身)

●西支社長「リボンシティは絶好調。お盆までに売り切る」
 
肩痛を耐える三井 木下投手

肩痛を耐える三井・木下投手

コスモス 西支社長

コスモス・西支社長

三井 大町監督

三井・大町監督

 
リクルートコスモス逃げ切る

サンフロンテイアは失策で自滅


1 2 3 4 5 6 R
サンフロンティア不動産 2 1 0 0 0 1 4
リクルートコスモス本社 1 4 1 0 0 X 6
試合結果
リクルートコスモス本社がサンフロンティアの拙守に付け込み逃げ切った。 サンフロンテイアは序盤の4失策がことごとく失点につながり自滅。

2点先制された本社は1回裏、敵失で1点を返し、 2回裏にも2四球と3つの敵失に尾川の適時打などで4点を奪い逆転。 3回にも藤見の適時打でリードを広げた。投げては太田−森本が好継投。

サンフロンティアは初回、先頭の柳がいきなり安打、続く小林が左翼越え本塁打で2点先制。 2回にも敵失で1点追加したが、その後は本社の2番手・森本投手に抑えられた。 序盤の大量失策が最後まで響いた。望月投手は6失点ながら自責点は1点のみ。 女性選手の佐藤は先発で出場。第一打席は死球で出塁、2打席目は三振。 元気なところを見せた。

○奥主将「森本が頑張ってくれた。あとは3回持つように走りこんで欲しい」

○ 森本「投げるのは先週に続いて、僕の人生で2回目」

● 長谷川監督「コメントなし」と、ふがいない守備におかんむり。

● 望月「負けてよかった。これで勝っちゃいけない。おごりがある」
 
リクルートコスモス 森本投手(右)と永井選手

リクルートコスモス・森本投手(右)と永井選手

サンフロンティア 佐藤選手

サンフロンティア・佐藤選手

 
旭化成リフォーム 全員得点の21点で圧勝

リパークは16四死球で自滅


1 2 3 4 R
旭化成リフォーム 9 3 2 7 21
リパーク 0 0 0 0 0
(時間切れ)
試合結果
一昨年準優勝している旭化成リフォームが地力を発揮、全員得点の21点を奪い、 12年ぶり復帰のリパークを一蹴した。リパークは先発・森下、 2番手・丸山とも制球力を欠き、4回まで16四死球を与え失点を重ねた。

旭化成は初回、無死から連続四球のあと、3番・山本が2点適時打 その後も制球が定まらない森下投手から5四球を選び、 中林の適時打と辻の犠飛でこの回大量9点を奪い、試合を決めた。 その後も攻撃の手を緩めず、4回まで打数 17 を上回る 21 点を奪い時間切れコールド勝ち。 藤森投手は余裕の完封。

リパークは初回、3番・北地が2死から右翼越え3塁打を放ったが、安打はこの1本のみ。 8番・蛭田と9番・渡辺は1打席しか立てなかった。 対する旭化成は1〜9番まで4回打席に立った。

○辻野監督「打線を強化してメンバーを変えたのが奏効した」

●森下監督「うちは打力のチーム。次回、頑張ります。借りは返さないと」

●浜野「体重ですか? 108キロです」(野手の控えで、この日は出番なし。大会屈指の重量選手なのは間違いなし)
 
旭化成リフォーム 藤森投手

旭化成リフォーム・藤森投手

リパーク浜野選手

リパーク浜野選手

 
ミサワ大野が5打点、星野は4打点で圧勝

テーオーシーはエース・土屋の欠場響く


1 2 3 4 R
テーオーシー 0 0 0 0 0
ミサワホーム 10 0 6 X 16
(時間切れ)
試合結果
昨年は2連敗で屈辱的な予選敗退を喫したミサワホームが大勝。 2年ぶり復帰のテーオーシーはエース・土屋が肩痛で投げられず完敗。

ミサワは初回、本来は野手の橋本投手からいきなり4四球を選びまず1点。 続く5番・星野の満塁弾で加点。その後も制球が定まらない橋本投手を攻め立て、 4四球に4番・大野の3点3塁打などでこの回一挙10点。3回にも5四球に福浦、 渡辺、中村らの適時打で6点を加えた。 大野が5打点、星野が4打点の活躍。松本投手は 3 安打完封。

テーオーシーは、かつての剛速球投手・土屋が肩痛が癒えず登板できなかったのが全て。 打線も大量失点に集中力を欠いた。

○塩島監督「今年はやりますよ。好球必打。いいところでみんなよく打った」

○大野「高崎の地元で硬式に再挑戦しています」(今年44歳のベテランが5打点の大活躍)

●澤辺監督「投手が肩痛で投げられず、当分は苦しい戦いになりそう」

●土屋(36)「あのころは絶好調だったが、昔の話をするようではダメですね」 (1試合16奪三振の大会記録保持者だが、肩痛には勝てず)
 
ミサワホームの祝勝会

ミサワホームの祝勝会

 
平和不動産が延長サドンデスを制す

東京建物は失策に泣く


1 2 3 4 5 6 7 R
平和不動産 0 1 3 0 0 0 4 8
東京建物 0 0 0 1 2 1 0 4
(延長サドンデス)
平和不動産 萩野投手

平和不動産・萩野投手

平和不動産が延長サドンデスを制した。東京建物は後半追い上げ、同点に追いついたが、 拙守が響いた。

同点に追いつかれ、延長の7回、平和は倉持のセカンドゴロでまず1点、 続く松本の3塁ゴロも敵失を誘い2点追加、さらに敵失で1点を加え、 その裏を萩野投手が無失点に抑え逃げ切った。

東京建物は、陣内投手が踏ん張ったが、味方の拙守に泣いた。

○添田監督「萩野がよく投げた。斎藤も猛打賞で頑張った」 (同社は 6 月 28 日付で、賃貸住宅事業部を立ち上げ、 監督の添田敏夫氏が賃貸事業部長に就任した。 同事業部の設立により賃貸住宅事業の強化を図るのが狙い)

●中町監督「残念。疲れた。7回まで捕手を務めたのは小学校以来かも。 エラーで負けるのはうちのパターン」

●陣内「エラーはしょうがない。もう慣れていますから」

●佐藤「大学−社会人(三和銀行)でアメフトを都合8年間やりましたが、野球をやるのは中学校以来。難しい」
 
三菱地所が快勝

1 2 3 4 5 R
東京建物不動産販売 0 0 0 0 0 0
三菱地所 4 0 7 0 X 11
三菱 小林監督

三菱・小林監督

初回敵失、死四球で一死満塁の好機に、藤田が 2 点適時打、 続く二死2・3塁に奥沢も 2 点適時打で4点先制。 さらに三回には一挙7点を追加、奥沢の好投もあって“古豪復活”への好スタートを切った。

○小林監督「夏に向けて、挑戦者として一つひとつ調子を上げていきたい」
 
三井不動産販売(不戦勝)サンケイビル
三井不動産販売が不戦勝で3年ぶり復帰を幸運な勝利で飾った。

○東「住友不動産販売さんから転職したのは昨年の8月。 テナントの法人営業を担当しており、土曜、日曜日が休みですので地元で野球をやっています。 ヒジ痛は大丈夫。投げられます」